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女装ライフハック/気づき/発見

「女装で人生ダメになった」と後悔してる人に伝えたい3つのこと。「女装に出会えたあなたは幸福です。」



女装をしたことで人生がダメになった・・・

と後悔をしている方とたまに出会うことがあります。
10年以上女装してきて、女として社会を生きたこともあれば、
ニューハーフとして働いたこともあれば、趣味女装としていろんな場所で、
本当にのべ1000人以上のトランスジェンダーと会話を重ねてくる中で、
「女装をしたことを後悔している」という人が一定数存在します。

・どうして私は女装をしたいのだろう?
・女装願望のないストレートだったらよかったのに・・・
・こんなのに出会わず、普通に生きていたかった・・・


女装をしたことを後悔している方がいます。 しかし、それは本当に後悔すべきことなのでしょうか?

女装にハマりだすと、 さまざまな部分で生活に乱れが生じる場合があります。

・女装している状態のほうが自分らしいから楽。ずっとそうしていたいから、B面生活が破たんする。
家庭崩壊、仕事をやめる、仕事がおろそかに
なる・・・など。

・夜中の活動時間が増え、昼間の生活に支障をきたし、B面生活が破たんする。

・テキトーに生きてる女装子さん仲間が増えて、それに触発されて影響を受ける。

・仕事を辞め、収入が減る。

これらは一例ですが、このようなかたちで、人生が下降線を描いてしまう。
だから、女装をしたことを後悔し、「女装で人生がダメになった」と思ってしまう・・・
楽しくて始めた女装すら否定してしまう・・・

でも、待ってください。
その感情、否定しません。

その感情を持ったまま、この記事を読んでみてください。
きっと、読み終わった後のあなたは、読む前のあなたと全く違った景色の中にいるはずです。

多くの後悔する理由は、女装にハマる前と後で収入が減ることや、生活のバランスが崩れてしまうことです。

女装をするようになり、B面での仕事にモチベーションがわかなくなり、髪の毛を伸ばし始めたり、
服装もフェミニンなものになっていき、男性としての正規雇用の職につかなくなります。

そして、生活レベルが下がり、
「女装なんてしなければ・・・男性として働いていた時のほうが生活レベルがよかった・・・
あのころに戻りたい」と思い始めるのです。
さらに、女装で楽しんでる第三者を見て
「あぁなりたい…うらやましい…自分なんてダメだ」
とか、他人と比較して自分を貶めます。

そして、気付いた時には手遅れ・・・そして、女装をしたことを後悔するのです。

女装をしたことを後悔する理由の多くは、収入の減少からくると言いましたが、
ではなぜ、収入の減少が起こると、女装を後悔するのでしょうか?
それは本人のプライドの高さや世間体からきています。

・30歳も超えて、アルバイト生活なんていやだ・・・
・回りの同期はみな出世しているのに、
わたしは女装してこんな生活・・・
・未来が見えない。このままじゃ、
不安定なまま、安定しないとまずい。
・あの女装子さんは、社長さんで、
稼ぎと女装を両立させている。でも私は・・・

など、このような本人のプライドや世間体から、女装を後悔の対象へと導きます。

要は、ストレートな男性の「あるべき像=男性ジェンダー像」と比較して、
自分の現在の状態が極めて劣っていると思い、その状態を憂い、ストレスを感じ、
その要因である女装をした事実を悔やむのです。

でも、はたしてそのような後悔は本当に正しいと言えるのでしょうか?

私は正しいとは思いません。

だから、
女装で人生ダメになったと人生を後悔している方に伝えたい3つのことがあります。

 

「女装で人生ダメになった」と後悔してる人に伝えたい3つのこと。

この言葉を読めば、女装に出会えた人生を肯定化し、
ここから進んでいく一歩にしていただけるはずです。

女装に出会えたことは幸福以外の何者でもない。失ったものよりも得たものにフォーカスせよ。

YOLO「ヨーロ」という言葉をご存じですか?
英語で、You Only Live Once「人生は一度きり」
という意味です。

過去は変えられません。
女装をやって失ったものは、
後悔したところで何も元に戻りません。

一方で、 女装をしているときは楽しかったのではないでしょうか?
女装をしたことで知り合えた友人や、経験できたことはなかったでしょうか?

もし、女装に出会わなければ・・・
中途半端に女装をしていて欲求不満だったら・・・
自分がストレートのままだったら・・・
手に出来なかった経験が必ずあるはずです。

70歳80歳になってから、
「やっぱり女装を思いきりしておけばよかった」と後悔する人生なんて、
本当に幸福と言えるのでしょうか?

「もっと早く女装しておけばよかった」という後悔が多い。

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人生は一度きり。自分のやりたいように生きるべきなのです。
それで失ったものがあまりに大きかったとしても、
一度きりの人生で、燃え上がるほどにハマるものに出会ったことは、とても幸福なことなのです。 
失ったものや過去の出来事は、何も変えられません。
極めて非拡張(拡張性が何もない=非クリエイティブ)なものです。

でも、得たものは今持っているわけですから、今後の考え方や行動で
いくらでもプラスに変えていくことができる、
極めて拡張的(拡張性がある=クリエイティブ)なものです。

過去は変えられない。未来はわからない。
今しかわからないし、
今だけが変えられる。

よく、過去の話や失ったものの話をする方がいますが、
そんな話をしても何も解決しないし、何も拡張性がないし、何も変わりません。
今を変えましょう。
今、変わるしかありません。

今この記事を読むまでに、
今日という一日を何をして過ごしてきましたか?

1秒の積み重ねが1分になり、

1分の積み重ねが1時間になり、

1時間の積み重ねが1日になり、

1日の積み重ねが1カ月になり、

1カ月の積み重ねが1年になり、

1年の積み重ねが人生になります。

今は過去の行動の結果の集大成。 未来にプラスな未来を作るためには、
未来に、未来が現在になったときの過去、すなはち今をプラスに変えればいいだけの話なのです。

女装で失ったものに関してうだうだ、くよくよしている自分がもしいらっしゃったら、
うだうだくよくよ後悔するのは今この瞬間に捨ててください。
うだうだ、くよくよしている今の先には、うだうだ、くよくよしている未来しかありません。

失ったものや過去などどうでもいい。得たものだけにフォーカスして、今を生きるべき。

 

 

プライドや世間体などどうでもいい。あってないようなもの。

さきほども述べたように、女装を後悔するのは、本人のプライドの高さと世間体からきています。

プライドってなんなのでしょうか?
プライドが高くて、 人生を踏み出していない方と
出会ったとき、
私は必ずこう言います。 「あなたは孫正義なんですか?」と。

あなたは世間を世界を変えるほどの影響力のあることを成し遂げた人なんですか?
そうでもない限り、 プライドなんて百害あって一利なしだと思います。

プライドの高い方は、

「あいつにこういう扱いをされた気に食わない」

「他人からこう思われるのがいやだ」

「自分はすごいと思われたい」

など、対外的なプライドが高い場合が多いです。

そして、このような
対外的なプライドの高い人に限って、何か成し遂げているわけでもないのにもかかわらず、
プライドの殻に閉じこもって、何もやりません。
何も行動しません。 プライドだけが独り歩きしている状態です。

困っているのであれば、
「困ってます、助けて下さい」「お金がないです。助けて下さい」「わからないです、教えてください」
となぜ言えないのでしょうか。

もっといえば、「女装している状態で働きたい!」のであれば、「女装で働かせてください!」と
なぜ世の中にアピールしないのでしょうか?

困っていることやわからないこと、人生うまくいっていないことが恥ずかしい事だと思っているのではないでしょうか?

気持ちはすごくわかります…
私も、3年前、人生のどん底でしたから。
その時、プライドが邪魔をして、うまく周囲に助けを求めることができなかった時があります。。。
でも、今思えばそんなのどうでもいいんですよ。

月収がガチで1ケタ台に落ち込んだ時、友達にこういいました。
「お金がないので、米と漬物を分けてくれ」

スーパーの特売コーナーで半額シールの貼ったパンを買いだめして
2週間耐え忍んだこともあります。

ゴミを拾って綺麗にしてオークションで転売して、
そのお金で電気代を支払ったこともあります。

「私がはまった女装沼」シリーズ

プライドなんて一度外せば、そんなことどうでもよくなるものなんですよねw

人間なので傷つくこともあるでしょうが、自分が傷つくくらいのことで、
世の中の大きな可能性を閉ざしてしまうことのほうが私は怖いです。

むしろ、プライドが低いほうが他人から愛されやすいです。
そのほうが困っている時に助けてもらえます。そっちのほうが明らかに得ですよね。

世間体も同様です。これも対外的な比較です。 世間体なんてあってないようなものです。
みなさん自分が一番かわいいんです。他人にそこまで興味はありません。

ネット上では「誉めて」といわんばかりの自分撮り写真や、「すごいでしょ」と言わんばかりの
思い出リア充アピール投稿で溢れているではありませんか!

クリハラだってこのブログも今でこそ皆様のご反応があるからこそやれてる部分が非常に大きいですが
(感謝です♥) 最初はただの自己満足だし、今も自己満足な部分は多々あります。 それでいいじゃないですか。

人間は自分が一番かわいいんです。世間や他人はあたかも他人をめちゃくちゃ見てるように思えますけど、
それは他人を通して自分を見ているだけなんです。人間は他人に見られてるようで見られていないんです。

最近、芸能人の不倫騒動で、うすっぺらい芸能人が口をそろえて
「不倫だめ!」とか正義感をかざして言ってますけど、
これ全部それぞれ各個人が自分自身に言ってるのと等しく私の目には映っています。
「不倫だめ!って言える私の正義感どう?」全部自分です。
他人を断罪するフリをして自分に向いているんです。

自分に対する自信がないとき、その自信のなさを自分以外のもの(多くの場合、他人)
で埋めようとするのが人間という生き物です。

結局、世間体などもすべてそう。
同調圧力からはみ出した人間を一斉にたたくことで
自分の存在という安心感を得たいだけなのです。
とくにこの島国、日本という国は、「最大公約数にあてはまるマジョリティが善」という
教育をしてきているので仕方がない面もあるでしょう。

結局、これらは全部自分に向かっています。

世間体などあってないようなものなのです。
そんなあってないようなものにビクビクして過ごす人生は、やめにしましょーや♥

アルバイトだとなにかまずいのでしょうか?

非正規雇用だとなにかまずいのでしょうか?

収入が低いと何か問題ありますか?

誰かに嫌われたら何か問題あるんですか?

女装姿を誰かにバカにされて何か問題あるんですか?

誰かと比較して、自分が劣ってるとなんか問題あるんですか?

そもそも劣ってるんですか?


あなたはあなたの人生を生きているのではないのですか?

なぜ、世間体や他人の評価なんてもの=そんなものあってないようなもの
にあなたの人生の決定権を左右されるのでしょうか?

こういった

他人からの目、世間体などといった対外的なものと比較してのプライドは捨て去るべきです。

プライドや世間体に邪魔をされて、結局何もかもが中途半端に
終わるのであれば、
それは非常にもったいないことです。
そして、本当にやりたかった女装を後悔までしてしまうなんて、
それはとても悲しいことです。

そして、何よりも、現状に満足できず、
「自分なんて何の才能もない」「自分なんて無理だ」
という自分に対するプライドを捨てることだけはやめるべきです

自分に対するプライドは持ち続けるべきです。

1.女装に出会えたことは幸福以外の何者でもない。 失ったものよりも得たものにフォーカスせよ。
2.プライドや世間体なんてどうでもいい。自分に対するプライドだけ持つべき。

ここまでは現状肯定論です。

女装をしたことを後悔すべきではないということ。

女装に出会えたことはとても幸福だということ。

たとえそれで失ったものが多かったとしても、

それは変えられないということ。

他人の評価や世間体などあってないようなものなので、

そんなものに人生の決定権を左右される人生

なんてつまらないということ。

その上で、今後どうやって生きていくべきなのか? 最後に3つめをお届けします。

 

 

できない理由を考えず、今を本気で生きるべき

本気で生きるべきです。人生の時間は有限で、あっという間に人生は終わりを迎えます。
30,000日くらいしかないんですよ、人生って。

女装は本気でやりたいことなのか? 

ご自身の胸に手を当てて今一度、自問自答してみてください。
本当にやりたいことなのであれば、女装を中心に人生を考えるべきですし、
やはりB面生活も大事だと考えるのであれば、そのバランスをどうとっていけばいいかを考えて、時間を使えばいいと思います。

そうすると・・・

・今さらB面に戻っても・・・
・もう安定した職につける年齢じゃないよ・・・
・女装はやりたい。でもそれじゃ安定しない、
安定したい ・・・etc

できない理由を並べて、また道を閉ざそうするんです…
だいたいのネガティブになっちゃってる人は。

できない理由を考えないで下さい。
人生は本当に思わぬところにチャンスがあり、
自分が意図しない場所から思わぬ光がこぼれてくるものなんです。
なぜ、まだやってもないのに、できないと決めつけるのでしょうか?

世界は、想像もしない不確実性(運)にあふれています。

B面とのバランス生活を考えるのであれば、どのような職種がいいのか今一度考えて行動すべきです。

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今、成功している人たちが全員順風満帆に成功したと思っていますか?
女装をしながら楽しそうにしているB面は社長の女装子さん。
女装をしながらSRSをし、
会社経営をするニューハーフさん。
最愛のパートナーに出会い、
幸せに暮らすGIDさん。
トップ営業マンでありながら、
限られた時間を最大限活用し、女装を楽しむ女装子さん。
・・・・etc

これらの今楽しそうで幸福そうな人たちは、ほぼ間違いなく過去に挫折経験があり、
挫折のたびに
「できる理由」を考えて、
本気で人生を生きてきた方たちです。

私の周りにもたくさんいます。
今、ものすごい幸せな人生を送ってる人でも、
絶対に過去、逃げたくなるような挫折をしている方がほとんどです。

世の中にできないことなどありません。(あるかもしれませんが、あると
考えたところで、思考はそれでおしまい。行動せず終わりますね。それじゃ、何の解決にもならない。)


 
やるか、やらないか。ただそれだけです。

今回は、少しポジティブ論に終始しましたが、
女装に出会ったことを否定してほしくないんです。
女装は、誰もが経験できることではありません。
限られた
女装感覚を持った人間のみができる。
それをやったんです。
幸福なことではないでしょうか?

是非、今後の人生のご参考の一端になれれば幸いです。






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