基本的に一人称としては、
女性であれば「わたし」「うち」
男性であれば「ぼく」「おれ」
などが主流ですが、
中には一人称を自分の名前で呼ぶ方がいます。
たとえば「ハナコ」という名前であれば「ハナコはねぇー」とか、
「あゆみ」という名前であれば「あゆはねぇー」とか。
女性に多い行為であるため、
女装をすると一人称を自分の名前にするトランスがいます。
そんな一人称を自分の名前で呼ぶ人の心理とはどのようなものなのか?
みんなの反応はアリかナシか。書いてみました。
■一人称を自分の名前で呼ぶ人の心理と「〇〇はねぇ~」のリスク
一人称を自分の名前で自分で呼ぶ人をたまに見かけますが、
私は別になんとも思わないほうですが、人によっては違和感を覚える人もいます。
クリハラは自分のことはB面では「おれ、ぼく」A面では「わたし、あたし」です。
このパターンの方が多いと思いますが、
みなさんはどうでしょうか?
ご自身が一人称を自分の名前で呼ぶ方もいれば、お友達の中に一人称を自分の名前で呼ぶ方がいる方もいると思います。
とくに女装界においては、
「一人称を自分の名前で呼ぶこと=女性に多い行為→女性になりきるために一人称を自分の名前で呼ぶ」
女装子男の娘ニューハーフさんが多いため、 その心理と、みんなの反応はどのようなものか?
まとめてみることにしました♡
■一人称が自分の名前である人の心理。目立ちたい、自分中心じゃないとイヤ!甘えたがり心理の表出。
一人称が自分の名前である人。 どちらかというと、世間では、
あまりポジティブな反応ではなく、ネガティブな反応が多いことは事実。
それでも、 そんな外野や世間の声にも流れず、一人称を自分の名前で呼ぶ方々は、
一体なぜそうするのか?
・「自分中心がいい」という心の表れ
一人称で自分の名前を呼ぶ行為は、さきほども述べたように、
一般的にはネガティブな反応が多いです。
それでも一人称を自分の名前で呼ぶということは、
そこには、「目立ちたい!!!」という心理が 隠れているのです。
多くの方々が「わたしは」とか「ぼくは」と話を進める中で、
自分だけが自分の名前を連呼できるのです。これほど自分を目立たせられる行為はないでしょう。
おそらく、一人称を自分の名前で呼ぶ方の特徴をみると、「目立ちたがり」や
「自分中心で物事を進めたい」方が多いはずなんです。
物静かで一件目立ちたがり屋でなくとも、プライドが高く、2人だけになったり、
親しくなると急に自分中心の会話を進めだしたりします。
目立ちたがり屋さんは、場を盛り上げてくれたり、
会話が楽しかったりいい面がたくさんありますが、
それも度が過ぎると、人びとから敬遠される要因にもなるので、もし心当たりがあれば反省してみましょうね♡
・「心理的に甘えたがり、幼稚である」ことの表れ
一人称を自分の名前で呼ぶ方というのは、
目立ちたがり屋に通じる部分がありますが、甘えたがり屋さんであったり、
心理的に誰かに帰属したいという幼稚な心の表れでもあるのです。
人間は誰かに甘えるときに、その甘えさせてくれる人間にアピールをし、
要は、自分を目立たせようとするわけです。
なので、さきほどの自分中心、目立ちたがり屋の心理にも通じるのがこの心理なのです。
また、実は幼少期においては、 一人称を自分の名前で呼ぶ方は、
大人になってからよりもはるかに多かったりします。
大人になるにつれ、一般社会においての一人称は「わたし」や「ぼく」であることが普通であり、
むしろ「一人称を自分の名前で呼ぶとちょっと変」とわかるので、自然に一人称が変化する人が大半です。
しかし、一人称を自分の名前で呼ぶことを
注意してくれる人や心理的にまだ幼稚なままな方はそのまま一人称を変化させることなく、
大人になっていく場合が多いのです。
・「女性特有の行為だから、女性に近づきたい!」という心理
これは女装子男の娘ニューハーフさん特有の心理です。
一人称を自分の名前で呼ぶ行為は、女性に多い行為です。
男性で「ヒロシねぇー」とかはあまり聞いたこと がないでしょう?
なので、一人称を自分の名前で呼ぶ行為は、 女性になりきるジェンダー系女装子さんや、
女性に少しでも近づきたいと思うGIDさんが「女性に近づくために行う」行為でもあります。
しかし、女性特有だといっても、ほとんどの女性は一人称は、
「わたし」「あたし」「うち」です。
こんな統計があります。
■自分のことを「私」などではなく下の名前で呼ぶ人の割合調べ
(一人称が下の名前だ)と回答した割合
・20代女性:15.3%
・30代女性:21.3%
・40代女性:10.7%
(20代~60代女性全体:12.3%)
30代に多いようですが、それでも8割の女性は一人称を自分の名前で呼ぶことはありません。
女性全体だと、9割の女性の一人称は自分の名前ではありません。
なので、女性に近づくためであれば、一人称「ぼく→わたし、うち」にすればいいわけであって、
「ぼく→自分の名前」というのは、「人に不快に思われる」などというリスクを考えると、
選択すべきではないかと思います。
しかしながら、いい面もある。 一人称を自分の名前で呼ぶことを、特定の人の前だけで行う場合だ。
これは相手を信頼している証拠で、「この人にだったら甘えられる」という心理の表れなのだ。
ふだんは一人称は「わたし」だが、ある特定の人の前だけ一人称が自分の名前になる方は、
むしろそれは相手に「私はあなたを信用しています」というサインを送ることなので、
プラスの効果があるといってもよいだろう。
しかし、それは相手が「あなたが普段の一人称が私であることを知っている」場合のみである。
■一人称を自分の名前で呼ぶことはリスクの高い行為。得られるものは自己満足だけ。リスクリターンの合わない行為なのである。
一人称を自分の名前で呼ぶ行為は、しばしば人びとから敬遠されがちです。
なぜなら、一般社会において、一人称は「わたし」か「ぼく」「わたくし」であり、
一人称がそれ以外である時点で、ある種「浮く」わけなのです。
さきほどの割合でもあったように、
女性の多い行為といっても、女性の中でもわずか1割ちょっとしか
一人称を自分の名前で呼ぶ方は存在しないのです。
そして、一人称を自分の名前で呼ぶ心理の裏側が見え透いて人びとを
不快にさせる場合すらあるわけです。
とくに、
「自分が自分が」をあまりよしとしない堅苦しい日本文化の中で、
一人称をできるだけ避けるということが美徳される中、
一人称を個人特有の名前で呼ぶことがいかに異質で、
いかに美徳とかけ離れているかは、火を見るより明らかなわけです。
そして代わりに得られるものは、自己満足だけ。
「わー!一人称が自分なんてかわいいー!」とかって誰も食いつきません。
「わー!一人称が自分だから、おまえ最高!」などとなりません。
別に一人称が自分の名前であることを否定するわけではありませんが、
一人称が「わたし」や「ぼく」である場合と、
一人称が自分の名前である場合で、
後者のほうが圧倒的に「不快感」や
「違和感」を与える可能性が高いわけです。
得られるものは自己満足。
つまり、一人称を自分の名前で呼ぶという行為は、
人間関係という観点においては、ハイリスクローリターンの愚行と言わざるを得ません。
あ、ちなみに誤解のないように言っておきますが、
私は別に一人称を自分の名前で呼ぶ人がいても何とも思いませんし、
何とも思わない人もたくさんいるとは思います。
ただ、「なんじゃこいつ」と思う人もいるので、そういうリスクをわざわざ踏む必要なんて
本当にあんの?という問いかけと注意喚起です♡
■みんなの反応:一人称が自分の名前ってアリ?ナシ?
私一人称自分の名前のやつ好きじゃないんだけど
— 団@全裸マスク@子 (@ixeobc4u5) 2015, 7月 1
今年で二十歳になるのに未だに一人称が自分の名前なのそろそろ危ない気がしてきた
— ツイの八神いぶき (@youlinchi_) 2015, 6月 26
一人称が自分の名前の奴でまともな人間見たことない
— 私 (@ME1IO) 2015, 6月 25
と呼ぶ女性がいました。 とにかく周りは唖然としていたのを良く憶えています。(30代)
言うことは恥ずかしいことですよね。
パート先に30代の子が自分のことを1人称で
言ってて「はぁ~?!」と思ってしまいましたね。(30代)
自分の名前で自分を呼ぶのは少し抵抗がありますね・・・(50代)
かわいい子がやってたらキュンキュンする
性格が自分勝手だと、一人称が自分な子は「やっぱりな」って思っちゃう。目につきやすいかなぁ。(40代)
ナシが圧倒的に多いですが、
どちらかというと、
男性はあまり気にしない方が多い?
トランス同士や女性同士の場合目につく場合があるみたいですね♡
ここまで、一人称を自分の名前で呼ぶことに関していろいろ述べてきましたが、
別に一人称が自分の名前だからダメ!そうじゃなきゃいい!とかそんなものではありません。
あくまで、その心理とリスクの話をしておわかりのように、
せっかくどんなにいい人でも、一人称を自分の名前で呼ぶだけで、
ネガティブにみられちゃう可能性があるのなら、
そんなにこだわりないならやめとけば?
という簡単なお話♡
一人称も変えるか変えないかはその人次第です♡