いよいよ暑さが本格化してきております。
純男さんもそうですが、女装子さんはとくに女装中の熱中症には十分注意してください。
熱中症は、最悪の場合「死」に直結している非常に危ないからだの危機的症状です。
とくに女装中・・・
ウィッグ、締め付け服、なるべく汗をかきたくない…etc
結構熱中症になりやすさ満開です。
屋外の場合はそこまでではありませんが、屋外活動やお昼間女装や、
空調のない女装コミュニティに行く際などは特に注意!
注意すべきからだのサイン・症状や、熱中症になりにくい女装対策などここに列挙しておきました。
ちなみにこれは「通常の熱中症対策+女装ならでは」なので、熱中症対策としても読めますので
純男さんもぜひ読んでくださいね♪
熱中症のやばさを理解する。倦怠感は危険のサイン。冷や汗はもう死のサイン。暑い→体温上昇→体温を下げるための汗→水分補給が足りない→血液ドロドロ→内臓負担→脳が停止→死
熱中症の何がヤバいのかというと、
・ゆっくりと
・気づかないまま
・確実にからだの機能が弱まり、
・気づいたら脳が停止寸前、あるいは停止になり
・死ぬ
からなんです。
出典元:厚生労働省
年間1000人近くの方々が熱中症で死亡しています…
熱中症がやばいポイント
1.気温が高すぎて、徐々に体温も上昇
2.そこでクーラーのきいた室内などに入ればいいが、入らず気温の高い場所にいると、体温が上昇し続ける
3.体温を下げるためにからだはからだを冷やそうと「汗」を出す
→汗を蒸発させることで体温を低下させる
4.汗は体内の水分を使うので、汗をかけばかくほど体内の水分が減少
5.そこで水分補給を十分にすればいいが、必ずしも「のどがかわく」とは限らず
そのままほっとくと、体内の血液中の水分が低下し血液が通常時よりドロドロになる
6.そうなると、腎臓などが血液を綺麗にしようとし内臓が活発になりはじめます。
その時は、「冷や汗」をかきはじめます。この時点でもう完全に熱中症です。
7.それを放っておくと、脳にまで血液がいかなくなり即刻意識がなくなり、死にます。
こんなカンジ。
熱中症がヤバイのは、
・自分では気づかないうちに非常にからだはダメージを受けているということ
・体調が悪くなることには(自覚症状があらわれるころには)非常に危険な状態だということ
なんです。
倦怠感が出てきたら危険サインです。すぐに、クーラーのきいた場所に移動し、即座に水分補給を行いましょう。
電解質入りの水分「経口補水液」がいいのですが、それがない場合でも水やポカリスエットなどのスポーツ飲料も非常に有効です。
ちなみに、冷や汗をかいて顔色が悪くなっていると、それはもう死へのサインです。
即刻病院へ直行しましょう。
もちろん水分補給や涼しい場所への移動は必須です。
要は、熱中症は気づかない間にからだをむしばんでいますので、
なめちゃいけない!!!!ってことです。
そうならないために…次、対策を書いていきます。
熱中症になりやすくなる女装の習慣と有効な対策
そんなヤバい熱中症になりやすいのは、
・気温が高い場所にずっといる
・直射日光に当たり続ける
・適切に水分補給をしない
・体温を低下させない(汗を発散しにくい服装などをしている)
のが条件です。
これ…結構女装時にあてはまることが多いので、その習慣と対策を書いておきます。
女装と関係なく、熱中症、熱射病にならないためには、
「こまめな水分補給」が一番大事です。
ウィッグ。屋外活動時はできれば1時間に1回はウィッグを外して5分くらい休憩し、ウィッグ内の湿気を取り除こう。
女装子さんが付けるウィッグ。
これは非常に熱中症になりやすいグッズです。
それは、頭皮からの汗を逃がしにくいから。
さきほども書きましたが、汗を蒸発させることで体温を低下させるのですが、
ウィッグをつけているとそれがウィッグをつけていない時よりもうまく行われません。
ウィッグが蒸れる=汗がうまく蒸発していない=体温が低下しづらい
ということ。
その対策としては、
その制汗シートとキッチンペーパーか布切れを頭に重ね、その上からウィッグネットをかぶる。安定度もアップ!
頭の上に、制汗シート(一番下にくる)
→スプレーをかけたキッチンペーパーか布切れ(真ん中)
→最後にウィッグネットで固定(一番上にくる)
この順番で、頭の上に装着します。
制汗シートはどちらでもかまいませんが、制汗シートを一番下にすることで、
冷感効果をもたせ、真ん中のキッチンペーパーか布切れが汗をすい、すった汗から匂いが発生するのを防ぎます。
詳しくは↓でも書いてるのでよろしければご参照くださいませ。
-
ウィッグ装着時の不快感をたった2つのコツで劇的減少!おすすめ2ステップを徹底解説
ウィッグ着用女装子さんの悩みで多いのが、「ウィッグがしんどい」です。 その多くは、 「ウィッグが途中で痒くなる・・・取り外したくなる」 「なかなかウィッグが安定しない・・・」です。できればそんなことは ...
続きを見る
とくに屋外活動でのウィッグの長時間装着は非常に不快感をもよおすとともに、
体温の上昇が避けられず、熱中症の原因にもなりやすいです。
1時間に1回くらいはトイレや、更衣室などウィッグを着脱しても大丈夫そうな
場所でウィッグを取り外し、頭部を冷やし、汗をふくなどの行為を行いましょう。
あと、ウィッグに帽子を着用する女装子さんも多いですが、
その帽子を濡らしておくだけでも結構効果があります。
あとは、夏の帽子は麦わら帽子や綿帽子など、
軽くて通気性のいいものを選ぶようにしましょうね!
しめつけの多い服(タイトスタイル)を着る方が多いが、軽めの綿素材や通気性を重視しよう!
女装子さんはタイトめのスタイルが好きな方が多いし、
体型女性化のため女装時にコルセットなどを装着している方もいます。
しかし、屋外や長時間の外出女装時は夏は控えた方がいいでしょう。
汗をかいても蒸発できなかったりすれば、それこそ
体温の低下をすることができません。
半分以上の女装子さんが「からだのラインが出るぴちっとしたタイトスタイルが好き」
と回答しています。
対策としては、
外出時や日中女装時は、タイトめでも綿素材のものを使用し、
できるだけ通気性のいい服を利用するようにしましょう。
また、インナーに冷感インナーや汗をすいやすいインナー(レディース)
も発売されているので、そちらをインナー(下着)として着用するのもおすすめです!
シースルーは女性らしい服なのに涼しくておすすめ!
-
春夏・猛暑の女装に「メッシュ・シースルースタイル」をおすすめしたい理由と着こなし術
春、夏の暖かい、猛暑の季節のファッションアイテムとして取り入れられる、メッシュ・シースルー! メッシュ・シースルーは男性はあまりせず、基本的には女性の着こなしなので、 「身に着けるだけでめっちゃ女性っ ...
続きを見る
できれば汗をかきたくない…でも汗をかかないと体温が…「化粧水ミスト」「水分ミスト」を持参し、定期的にシュッシュしましょう。
熱中症にならないためには汗をかき、汗を蒸発させて
体温を低下させることが重要なのですが…
化粧をしていると、できれば汗をかきたくない
というのが女心ですよね…
とはいえ熱中症になりかけると・・・体調自体が悪くなるので、
女装を楽しむどころではなくなり、本末転倒に…
そうならないために!疑似汗対策をするのです。
それが、女性もよくやっている「ミストをかける」という行為です。
ミストを定期的にからだにふきかけることで、そのミストがからだから蒸発するときに
上昇した体温を奪ってくれます。要は「疑似汗」です。
中には、化粧水を「携帯ミストボトル」に入れて持ち運び、気づいたら顔やからだにふきかけている女性もいます。
これは、真夏の女装子さんにも当然おすすめな行為です!!!
美肌ケアもできて、熱中症対策もできる一石二鳥の対策なわけです!!
私も、真夏に女装外出するときは、絶対に携帯ミストボトルに化粧水をいれて持ち歩き、
気づいたらシュッシュっとからだや顔にふきかけていますよ💛💛
涼しくて、めちゃくちゃ最高です!
チェイサーさんにも知識として入れていただけるように書いたつもりです。
本当に、近年の日本、暑いです。
ぶっちゃけシンガポールに住んでたときよりしんどい。
だって、日本の夏はずーーーーっとむしむししてるから。。。。
もう日本の夏は亜熱帯。
こう思考転換するほうがいいでしょう。
夏にも思い出をたくさん作るためにも!熱中症なんかで足元をすくわれては本末転倒。
とくに女装子さんはウィッグやタイトめの服装など、熱中症との相性は最悪です。
でも・・・
・1時間に1回程度のウィッグ休憩
・できるだけ風通しのいい綿素材の服や帽子を選び、
・化粧水ミストボトルできちんと対策
これだけで、熱中症になる可能性はぐーーーーんと減るはず。
あとは、女装人全員に言いたいのが、
・まじで水分補給はこまめにやりましょう。
・まじで倦怠感とかで出した時には結構ヤバイですから。
・熱中症は死へ直結していることをきちんと意識して対策を
さぁ、夏本番!!!楽しい楽しい季節を駆け抜けよう!!!!