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女装の世界・ナレッジ

2017年閉店・閉鎖された女装コミュニティお店スポット



2017年もこれまでの女装界・女装界隈を支えてきた女装コミュニティが閉店・閉鎖しました。

女装コミュニティの閉店・閉鎖は、一見ネガティブに映るかもしれませんが、

・女装がフラット化している

ことの裏返しでもありポジティブなこと。

また、それまで数多くの女装人に感動やワクワクを与えてきた確固たる歴史は未来永劫なくなることはありません。

2017年閉店・閉鎖された女装コミュニティお店スポットをご紹介します。

今年閉店・閉鎖された女装コミュニティたちは、女装界にたしかな歴史を残してきました。
これは、永遠に色あせることはありません。運営者様たちには本当にお疲れさまでしたと言いたいです。

2017/2月 【女装ウェブサイト】おしおき部屋

衝撃度:

今年最初の衝撃はやはり「おしおき部屋」の閉鎖でしょう。
おしおき部屋といえば、女装コミュニティサイトとして、
女装界No1級の人気と知名度で数多くの「出会い」を創出してきました。

PV数としては最盛期で月間200万PVほど。
月間200万PVといえば、かなりの人気サイトです。

女装の女神K
PVというのはページビューの略。
何ぺージ開いてもらったかというサイトの数字。
女装ワールドを3ページみたら「3PV」になります。

突然の閉鎖宣言に、女装人は驚嘆しました。

おしおき部屋の閉鎖は、女装のフラット化を思い起こさされる大きな出来事になりました。
2003年以降、mixiの登場やfacebook、twitterなどのSNSの登場で、
人々がインターネットを介して出会うことは一般化しました。

SNSが登場するまでは、インターネットを介して人々が出会うことは
「オフ会」といって、一部の人が例外的に行う行為でした。
そんな時代に、「女装趣味が共通していることが担保された媒体で出会う」
価値を提供したおしおき部屋の価値はものすごいものがあります。

しかし、女装専コミュニケーションサイトというのは、
じょじょにPV数を減らしていきます。
それは世間のコンプライアンスの波(法令順守)や、
女装人が必ずしも「女装専門」である必要がなくなったことなどがあります。

今やマジョリティなSNSで出会うことも増えている女装人たち。
数年前であれば女装子・トラニーチェイサーなど存在しなかった
コミュニケーションサイトにドンドン女装人の利用が増えているのが現状です。

そんな時代の流れの中、女装界に強烈な「女装専出会いコミュニティ」という
価値を残し続けてきたおしおき部屋も閉鎖という選択をするにいたりました。
閉鎖理由としては、利用者が激減していたわけではありませんでしたが、
時代の流れを読んだ管理人のモチベーション継続などの理由ではないかと推測します。

その後、おしおき部屋の避難所サイトがいくつか乱立するほど、
「おしおき部屋」というブランドはそれほど女装界において、
高かったということなのです。

おしおき部屋

運営歴:2003-2017

 

2017/3月 【女装ボックス】エリザベス@名古屋


衝撃度:

こちらも大きな衝撃を与えました。
名古屋の女装コミュニティの中心であったエリザベス名古屋が
閉店しました。

 

初心者女装子さんのお友達づくりの場所、
ロッカー設備を女装アイテム保管場所として、
女装子さんが集まる場所でコミュニケーションするチェイサーの場所として、
名古屋女装界の中心地として引っ張ってきたお店です。

twitterなども頻繁に更新し、
集客も上々そうだっただけに・・・
突然の閉店は衝撃的でした。

エリザベス名古屋店

運営歴:2008-2017

場所:愛知県名古屋市中村区則武
1-13-15 東栄ビル2F

↓女装ワールドDEEP記事↓
エリザベス名古屋店が3.26に閉店。その理由は?代わりにどこに行けば ...

2017/9月 【BAR】女の子くらぶ大阪店@大阪

衝撃度:

こちらは前から女の子くらぶ大阪に関しては、
閉店がうわさされていたため、衝撃度は低めでしたが、
「あ、ついにか」というカンジでした。

ちなみに本店女の子くらぶは東京では飛ぶ鳥を落とす勢いで拡大し、
現在は新宿2丁目、御徒町に2店舗をかまえる
超人気女装BARになっています。

大阪店もライトな女装層やノンケを取り込み、
人気を拡大していましたが、株式会社UNIの運営する
「女の子くらぶ」グループからは外れるというかたちで、閉店となりました。

外れるというのは、その後同じ場所に「偽娘(うぇいにゃん)」という
女装BARができており、名前が変わったものの、
引き続き女装BARとして継続営業しています。

【大阪】偽娘(うぇいにゃん)が女の子くらぶ大阪跡地でオープン!

女の子くらぶ大阪店

運営歴:2014-2017

場所:〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀2丁目4−13
→現在は同じ場所に「偽娘(うぇいにゃん)」が営業中

↓詳細はこちら↓
【大阪】偽娘(うぇいにゃん)が女の子くらぶ大阪跡地でオープン!

 

 

2017/11月 【女装ルーム】ショコラ@大阪

衝撃度:

日本橋ショコラも11月末で4年間の女装ルーム運営に終止符をうちます。
ここは女装ディープスポットのような女装ルームではなく、
完全非アダルトの女装子・男の娘限定のルームで、
初心者女装子さんの居場所であったり、
女装界とはあまりかかわりを持たない女装子トランスの
憩いの場としてたしかな地位を確立していました。

運営者であるけい・あずなぶる氏は、
自身で女装音楽イベントや、ジェンダーフリーイベントを
立ち上げるなど、精力的に活動中。

女装子さんたちがリアルに出会う場所が、
「女装フレンドリーを担保された場所でなくてもOK」
になってきている時代に、一定をの役割を終えたとの
判断なのでしょうか。(真相はわかりません)
このたび閉店となりました。

 

【大阪】11/25日本橋女装子限定ルーム「ショコラ」閉店へ

大阪日本橋女装ルームショコラ

運営歴:2013-2017

 

まとめ。2017年。女装界・女装コミュニティのこれから

いかがでしたか?

今後も、いろんな女装コミュニティの閉店・閉鎖が起こると思います。
でもそれはネガティブなものではなく、時代が変化している証拠。
次の時代へいくことができるのも、このような過去のコミュニティがあったからこそ。
過去は過去でも、未来の中のたしかな1ピースとして、歴史の中で生き続けます。

とくに今後は女装がフラット化する中で、「女装専コミュニティ」の淘汰はますます進んでいくでしょう。
それは社会の「コンプライアンスの波=グレーゾーンクレンジング」が進むところと、
女装人が必ずしも女装専コミュニティに行く必要性がなくなってきている証拠です。

女装の女神K
グレーゾーンクレンジングというのは私の造語。
グレーゾーンで「まぁこれくらいは許してくれや」という
法的にアウトあるいはグレーな行為が、ドンドンと法律順守の光で
なくなっていく現象のこと。これは女装界だけでなく、
日本社会で現在進行形で起こっている。
たとえば労働基準法順守などもそう。今までは、根性論で
許されていた残業などの現象がドンドン「守れ!労働基準法!」と
淘汰されてきていることもそう。

これからの女装界については、
女装ワールドDEEPのほうで書いてるので、
ぜひご覧くださいね♡
(当たると評判です笑)

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