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女装ライフハック/気づき/発見

女装して無理をしてまで経験する必要のない6つのこと



女装をしたのであればやっぱり経験しとかなきゃいけない!?!?
そう思いがちだけど、実は無理をしてまで経験する必要のないことがあります。
そんなよくある「女装して無理をしてまで経験する必要のない5つのこと」をお伝えします。

女装の女神K
女装をして無理する必要のない5つのこと+1
改訂版としてリライトしています💛💛

女装をし始めると、女装を介して知り合ったさまざまな方と
コミュニケーションをする中で、
「女装してるならこれはしておいたほうがいいよ」
などとアドバイスを受けたり、
「これは女装界のルールだよ」
みたいなルールめいたことを言われることがあるかもしれません。

でも、ちょっと待って!
それって別に無理してまでやることじゃないよ!!!!
ということがたまにあります。

ということで、「女装して無理をしてまで経験する必要のない5つのこと」
それぞれ詳しくみていきましょう!

 

女装でお友達を作ること

女装コミュニティでお友達を作ることは別に義務でもなんでもありません。
しかも、お友達の数が多ければ多いほどいいというわけではありません。

強迫観念をもって、「お友達を増やさなきゃ!」みたいな義務感で
お友達を増やしてる人は、中長期的には自分自身がしんどくなり、
女装界から消えたり、実は「友達と思ってた人が友達という人間関係ではなかった」りするわけです。

女装を完全な趣味の世界だと割り切って、
ある種アングラな側面だけを楽しもう!それが楽しいんだ!
というスタンスの女装子さんも多数いらっしゃいます。

女装をしてお友達を増やしたい!
楽しい!
だから、お友達を増やす!
というポジティブで自発的な理由であればじゃんじゃんこの
楽しすぎる女装界でお友達を作るべきだと思いますが、

お友達作らなきゃ!
お友達多いほうがほかの人から見てマウントとれそう!
私の取り巻きをたくさん作りたい!!

みたいな義務感で作った人間関係は中長期的には必ず
自分の首を絞めます。しんどいだけです。

無理してまでお友達を作る必要はありません。
女装が多様性の象徴であるのであれば、
その遊び方も人それぞれ多種多様なはずです。

 

芸人形式年功序列文化に従うこと

これもあるあるなのですが、
女装歴が長い人に対して特別に挨拶しなきゃいけない・・・
みたいな義務感がある方がいます。

それはそれで「長くやってきた人が作ってきた社会に対するリスペクト」という姿勢としてはいいのですが、
「しなければならない」ものではありません。

いわゆる「歴が長い=女装キャリアが長い=えらい」みたいな芸人形式の年功序列文化です。

私も女装10年以上やってて、普段の遊びの場面でペンネーム以外で活動しているときも、「クリハラさん!!挨拶をしなければ・・・」
みたいな感じできていただけることがまれにあるのですが、
その方のそのような姿勢は正直恐縮いたしますし、そんな空気ははっきり言って必要ありません。

私も歴の長い女装子さんには特別に挨拶することがありますが、
私は歴が長いから挨拶しているのではなく、その人が魅力的だからやっています。

とくに今後、若い女装子さんや初心者女装子さんが続々参入してきます。
ぜひ読者様の中で「年功序列文化」を信じている方がいらっしゃれば、その信じてることは一切否定しませんが、
そのような方々が女装界に来た時に、やはり中には「挨拶がない」みたいな「芸人形式年功序列文化」を
押し付けることはしていただきたくないな、と思います。

 

女装して男性と関係性を持つこと

これもあるある。

女装したのだから、男性と関係をもつべき!

と思っている方がたまにいますが、
そんなことはありません。

・経験としての女装
・表現としての女装
・自分は女装してるけど男性に興味があるわけじゃない
・女装してる自分が好きなだけで、一切男性には興味がない

このような女装子トランスも多くいらっしゃいます。

そもそも人生に「なければならない=義務」なんて、ありません。全部思い込みです。
そりゃ、私たちは日本国に生きているので、国民国家が定めた法令系は守ら「なければならない」など例外はありますが、
基本的に人生は自由で、義務など存在しないことに、女装という極めて自分を解放する=既存の価値にとらわれない
行為を通して、感じていただきたいなと思います。

悲しいことにまれに純男さんの中には、「女装してる=男性に興味がある」という思い込みを
女装子トランスにおっかぶせてくる方がいらっしゃいますが、それは思い込みなので外してくだされば幸いです。

女装子トランスを誘って断られたはらいせに、「じゃあなんで女装してんの?」
みたいな捨て台詞をはかれる方もごくまれにいらっしゃいますが、
それは女装子トランスによっては深く不安を覚えたりストレスを傷つける要因にもなりますので、お心当たりがある方はぜひご一考くださいませ。

 

完全な女性化を目指すこと

女装を続けてくると、見た目をできるだけ女性に近づけたい!!

というのは多くの女装子トランスが思う自然な感情です。

そうすると、

・ひげの永久脱毛
・髪の毛を伸ばして脱ウィッグを目指す
・女性ホルモンの摂取
・美容整形による骨格の変更

などなど、女性化をエスカレートさせていく方がいます。

しかし、それぞれにはそれぞれのリスクがあるので、それを把握しないまま女性化を行うと、
とりかえしのつかない事態になる場合もあります。

女装子トランスには女装子トランスにしか出せない魅力があります。
それは女性化を行えば行うほど消えていくものが多いのです。
ですので、女装する=完パスが絶対!みたいな完パス原理主義も
あくまでそれは「1つの考え方」であり絶対的正義ではありません。

女装界のマジョリティ(多数派)は、B面との生活とのバランスを保ちながら、
自分のできる範囲で女性化をがんばる「女装のAB連動」趣味女装子さんです。

 

女装外出をすること

最後にこれ。

女装外出もなぜか
「女装したら絶対やらなきゃいけない登竜門」みたいな通過儀礼のような
価値を置かれていますが、

女装して外出したい!!

と思うのであればどんどんやるべきだし、やった方が楽しいのでおすすめしますが、

「女装は室内だけでいい。でもなんか・・・室内だけだったら
女装子としてのレベルは上がらないのかも・・・?」

みたいな、
「本当は女装外出なんて一切したくないのに、義務感で外出を体験しなきゃいけない」という思い込みで女装外出をしようと
しているのであればそれはする必要がないことです。

女装外出を1日目で経験する方もいれば、女装開始から1年後の方もいれば、一生室内女装のまま終わる方もいます。

大事なのは、個人個人の女装子トランスが、「女装してよかった!!!」と思っているかどうかの1点のみ。
女装外出してないからレベルが低い、女装外出しているからレベルが高いとかそういうのはないです。

どれだけ「女装をすることで自分自身が楽しい!!と思えるのか」それだけが重要なのです。

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■くりりん語録■
女装を自由にできる世界を作ってくれたのは間違いなく先人たち。
先人たちに対するリスペクトは持とう。
問答無用に従う必要はないけど、
まだ女装が全然一般的じゃなかった時代から
女装をしてきている人たちの存在は、
今この瞬間のパズルの欠くことのできないピースだ。

 

やりたくもないカミングアウト(アウティング)

これもそうです。

女装をしている=誰かに言わない秘密のままは後ろめたい

と思っている方がいます。

10年前に比べると女装も随分と一般的な趣味になりつつありますので、
そのような感覚を持つ方は減ってきていることは事実ですが、
やはり「女装していることをカミングアウトするほうがいい!」と
一辺倒に思っている方がいます。

はっきり言って、カミングアウトは、必ずするべきものであるとは限らないし、
カミングアウトして理解されている女装子さんが偉い!とかそんな基準も一切ありません。

カミングアウトは通過儀礼でもなんでもありません。
したい人だけがする、数ある社会的行為のうちの1つにすぎません。

女装をパートナーやB面(男性時)の友人に一生隠し通したまま女装を楽しむ
女装子さんもたくさんいらっしゃいますし、
隠し通すことが悪いことであるとも限りません。

ある意味、女装は秘密の趣味だからこそ楽しい!!!
という側面だってあります。

近年随分と女装がマジョリティミックス化し、
「女装は世間に受け入れられるべきだ!」的な動きがありますが、
それはそれで最高だしステキなんです!!

が、「秘密のままで隠れて行う怪しい趣味」というスタンスも
同時に尊重されるべきだと考えます。

なので、秘密にしてい、誰にも言えないから後ろめたい。。。。
カミングアウトしなきゃ。。。
という強迫観念、義務感を持つ必要は一切ありません!

無理してまでやる必要のない6つのこと。

でも、あくまでこれは私の見解なので、この6つのことを「いや、無理してでもやれよ!!!!」という意見も
それはそれで正しいのだと思います。

そうです。
私が書いた意見の中に「絶対ではない」「考え方の1つ」があるように、私の意見もまた「数ある意見の中の1つ」なのですから💛

取り入れれるものがあればぜひ取り入れてみてください。

私が伝えたいメッセージは、義務感では行動しないで!自分の自発的な「やりたい!」を信じて!
ということ。

本日もお読みいただきありがとうございました。






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