本年もあと数時間で終わりを迎えます。
本年も女装ワールドをご覧いただきありがとうございました。
来年以降も、女装を中心に「みんな大好き!女装ワールド」
愛と希望にあふれる女装の世界を発信していきますので、
何卒ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
みなさまも、よいお年をお迎えくださいませ。
今回は、年末の挨拶と女装2017を振り返りながら、
ガキ使や紅白の合間にでもこの記事をご覧くださいませ♡
■2017年末のご挨拶。本年も女装ワールドをご覧いただきありがとうございました。2017年の女装を振り返る!
2017年はどんな年でしたか?
なんて月並みなことは言わなくてもいいかw
今年も女装ワールドをご覧いただき、本当にありがとうございました。
おそらく、年末年始が一番女装人が実家に帰る時期で、
きっと女装子さんはB面で、チェイサーさんはノーマル男性として
見ている人も多いのではないでしょうか。
来年も楽しい楽しい女装遊び。女装ワールド。
きっとよくなる。想像もつかないワクワクがあなたを待ち受けています!
ということで、年末の挨拶だけでも寂しいので、
2017年の女装を振り返って、今年にお別れしたいと思います。
一言で言えば、女装のフラット化が進んだ一年になりました。
■2017年1月
2017年の幕開けは、年始早々女装強盗事件が和歌山で発生しましたね。
また今年もかよ・・・女装事件・・・
と思いましたが、女装破廉恥系事件や強盗事件などは
2016年に比べたら減ったような印象を受けます。
例年通り、各地の女装コミュニティで「新年会」が開かれ、
今年もやってやんぞーーーー!!とみんなが意気込んでいましたね。
どうです?2017年の1月には想像していなかったようなことが
2017年に起こったでしょう?
人生ってのはそんなもんで、頭の中で想像できることの何兆倍もの
外部の可能性が人生を彩ってくれるのです!!
■2017年2月
2017年の2月は女装史を揺るがす大ニュースがありましたね。
そうです。女装大手掲示板サイト「おしおき部屋」の閉鎖です。
これには正直びっくりしてました。
実はこの時点で3月に起こる名古屋の大ニュースも知っていたのですが・・・
このとき私は「あぁ、女装界が変わる」と思いました。
毎年恒例の女装業界地図でも、2016年→2017年は「革命の年」
と言っていましたからね・・・・。
2018年は革命本番ですよ!まじで驚くような社会の変化と、
女装の在り方の変化、女装界の大変化が起こります。
それは年始早々の「2018年の女装界、こうなります!」で書きますw
■2017年3月
2017年3月も大ニュースが続きましたね。
名古屋の名店「エリザベス名古屋」の閉店です。
関西では福原国際劇場、日劇シネマなどを運営する
グループが女装人本格集客へ向けて動き出したニュースも。
全国各地の今までは女装人の出入りしていなかったスポットが、
女装人を顧客に取り込むようウェルカムに動き始めた動きを
象徴する出来事でした。
■2017年4月
2017年4月は春。
SPRING。誕生の月。
やはり年度初めということもあり、明るいニュースが多い印象でした。
ということで、さまざまな新しいスポットが誕生しました。
名古屋では、2016年末で閉店した化粧男子の元店長の
井上魅夜氏が「やまと男の娘」というBARをオープン。
一方で、京都のLGBTBAR「となりの四音ちゃん」が閉店しました。
トランスジェンダーと女装が相容れない事象を如実にあらわした閉店劇でした。
世の中ではLGBTブームに乗り、トランスジェンダーの認知度が拡大する中、
こころが完全に女性であるトランスジェンダーと、
こころが男性で表現や性癖で女装している女装子さんとを混同するような認知があるのも事実です。
結局「オカマ」を求める客、トランスジェンダーを女装子さんと混同するマジョリティの認知などで、
トランスジェンダーがBARを開業してもなかなか経営が難しいという事例を示してくれました。
一方で、私個人的にも2016年に誕生した新女装イベントのサンクスフォーにちょこっとスタッフ参加し、
すごい盛り上がりを体感。
4月は比較的明るい話題が多かった気がします。
■2017年5月
5月は、女装犯罪ニュースや、芸能人が女装に関して発言したり実際に女装するなど、
女装ニュースがめちゃくちゃ多かった月です。
ゴールデンウィークもあり、例年通り各地の女装コミュニティでは
多くの女装人であふれました。
■2017年6月
2017年6月も海外・日本国内ともに女装に関連した
ニュースがあふれました。
サンシャイン池崎の女装や、毎年恒例のタイの徴兵検査における美人
ニューハーフニュースなどなど。
レディビヤードが新ユニットを結成したニュースもありましたね!
一方で、青森の女装コミュニティ「古川ネット試写室」が閉店しました。
地方部の常設インドア女装コミュニティとして非常に貴重な場所だったため、
このニュースは青森女装人に衝撃を与えました。
■2017年7月
2017年の7月も明るいニュースが満載でした!
東京の人気女装サロンRAARが女装イベントを月に2回も開催するなど、
東京イベント事情は大盛り上がりでしたね。
また、元女装ルーム最大手の「ゴシップ」グループが10周年を迎えました。
2015年のゴシップ閉店事件を乗り越え、10周年を迎えるその姿は、
感動を与えました。
女装史に残る名ルームに殿堂入りした瞬間です。
7月13日には、「強姦罪」に男性も加えられ、
男の娘・女装子・ニューハーフさんのレイプ事件に関しても、
「強制性行罪」の要件に加えられることになりました。
これまでは、同性同士のレイプ事件は「強姦罪」ではなく、
罪の軽い「強制わいせつ罪」のみの適用でしたが、
「強制性行罪」の施行により、同性同士のレイプ事件も
しっかりと処罰が与えられるようになったのも注目です。
一方で、沖縄の女装コミュニティ「コザ琉映」が閉館しました。
全国の映画館の閉館トレンドはますます続きます。
2018年もおそらく2~3館の閉館が予測されます。
■2017年8月
2017年の8月もみやぞんが女装したり、
大島薫が男の娘専用ブランドを立ち上げるなど、
女装とマジョリティミックスな動きが進みました。
マジョリティのあいだでは、新世界のおじさん同士の
ストリートファイト動画の中にうつりこんだ女装子さんの
姿が非常に話題になりました。
この動画を機に、「新世界=女装の街」という認知がさらに広がり、
マジョリティによる「アングラスポットサーチ現象」がトレンドになりました。
「映画館などのアングラなスポットを探検してみよう!」という
完全な好奇心のもと、かつては来ることのなかった完全ノンケ層が、
冷やかし目的でもなく興味本位でアングラスポットに押し寄せる現象が
見られました。
その一部は確実に女装を開始していると思われます。
かつては嘲笑の的でしかなかった女装が最近の若年層のマジョリティたちには
「そういう生き方もありっしょ」のように非常に肯定的にとらえられていることも
多くなってきています。
まさに女装のフラット化現象を如実に物語る出来事でした。
私自身も、アングラスポットでノンケ集団に
「女装に対するイメージ」や「女装としゃべってみた印象」
などを逆インタビューできる貴重な時間になってよかったですw
あと、女装ワールドが移転しましたね!!w
今後の拡大を見据えて、FC2ブログから自分で構築するタイプの
サーバーに切り替えました。
当時は混乱おかけして申し訳ありませんでした。
あとは、関西の女装イベント「プレシャスナイト」が40回連続開催を記録。
さらに、最大動員数を記録するなど、勢いを拡大させ続けています。
東京新宿プロパガンダの96回連続開催記録を超えるのはこのイベントしかありません!
■2017年9月
2017年の9月は秋。
自殺が多くなる月だけあって、若干ネガティブなニュースが多かった印象です。
女の子くらぶ大阪店が9月末で閉店したり、
愛媛ではブルマ女装侵入男が逮捕されたり・・・
個人的には約5年ぶりくらいに制服女装をして外出するなど、
刺激的な月になりました。
■2017年10月
2017年10月は、選挙などでLGBT政策がふんだんに取り入れられるなど、
フラット化する世界を実感する月になりました。
芸能人の女装ニュースが当たり前になっていたり、
女装子歌劇団が1月からの公演を発表するなど、
2018年のさらなる女装のフラット化、ジェンダーフラット化を
予感させる出来事が様々起こりました。
京都の女装男子「月城すみれ」氏が朝日新聞で取り上げられるなど、
ずいぶんと女装が一般化=フラット化した印象を実感した月になりました。
女装界では、2013年の男の娘ブームを彷彿とさせるように、
関西では「魔女の館」というBARがオープン(11月1日オープン。
告知は10月中)したり、
女の子クラブ跡地に「偽娘」がオープンするなど
「ニュー女装界」の動きも活発化してきた月でした。
また、未曾有の台風の連発で、各地で水害が発生。
雨の日続きで、公園へ行けない日々が続く女装人も多かったのではないでしょうか。
女装コミュニティの公園も水没していたニュースが懐かしいです。
移動型女装サロン「オペラ座プリンセスハウス」もイベントを順調に展開し、
ずいぶんと多くの女装人の新規開拓をしていただきました。
ノンケ(マジョリティ)の百貨店に堂々と「女装」のサロンがオープンする
なんて10年前じゃ絶対に考えられなかったですからね!!!
トランスジェンダー専門のアパレル「ブローレンジ」がも生まれました。
そして、なんといっても例年通り、ハロウィンが盛り上がりましたね!
とはいえ、昨年までの熱狂的な盛り上がりはなく、
少数単位の仲間たちで家で盛り上がる「家ハロウィン」がトレンドになっていました。
女装子さんたちの中には、集団で花嫁姿で街を行脚する方がいるなど、
非常にアクティブにハロウィンを満喫される方が多かった印象です。
■2017年11月
2017年11月もそろそろ年末に向かって動き出すころということで、
LGBT関連や女装関連でさまざまなニュースがありました。
11月も目立ったのは芸能人や数年間では考えられない人の
女装カミングアウトや女装姿の公開でした。
本当に女装フラット化が止まりません!
東京湯島に新たな女装BAR「魑魅魍魎」が誕生。
ママはB面は経営者、A面はママという異色のママw
まさに女装で人生を解放する典型例ともいえる出店です。
経営者だろうが、
芸能人だろうが、
別にこころは男性だろうが、
別に一度きりの体験だろうが、
女装を人生の癒しにする。
そんな女装の使い方が2017年は大きく世の中に広がった印象です。
エンタメでは、2丁目における「オネエスタイルダンジョン」に
ヒップホップの巨匠「漢a.k.aGAMI」が審査員として出演するなど、
本当に性別の垣根やこれまでの保守的な「ホモフォビア(同性愛嫌悪)」
などがフラット化している一面も垣間見れました。
また、ドイツでは「第3の性」が性別として認められる判決がくだされるなど、
性の多様性が世界的に広がってくる兆候を見せてきています。
個人的には、当時ゲイタウンだった東京の新宿2丁目の女装界を切り開いた「本多直美」氏が
関西に訪れられ、5軒くらいご一緒させてもらったことが大きな思い出です。
■2017年12月
2017年12月は2018年のさらなる女装のフラット化と、
世界のフラット化、既存の価値観の崩壊を予感させる兆候が
たくさんありました!
映画では、
トランスジェンダーの映画「恋とボルバキア」が公開!
出演者に名古屋の井上魅夜氏や、
DRの主催者はずみ氏も出演されています。
公開延長になるほどの人気を集めています。
各自治体の性別欄の「男女」が廃止されるところが増加したり、
来年以降の「女装」をテーマにしたドラマの概要が続々と発表されるなど、
2018年は女装イヤーになりそうな勢い!
今年様々な媒体に掲載された大阪の女装サロン「女装紳士」
も来年の新しい女装子さんたちの受け皿になってくれるでしょう!
女装界では、
兵庫西で「播磨女装コレクション」が開催されたり、
Gふらっとが約7年ぶりに公開女装イベント「バンバンクリスマス」
を主催するなど、新たな女装イベントも動きもありました!
■まとめ:2018年も既存の価値観は崩れ、女装はますますフラット化。そして、新たに女装する人が大幅に増えるだろう!
なんか、いろいろと抜けてる部分もあると思いますけど、
ざっと今年を振り返ってみました!
2017年は・・・
・女装の新たな楽しみ方が示された
・女装のフラット化がますます進んだ
・女装がドンドンマジョリティの世界でも認知されつつある
・LGBTブーム
・これまでのクラシック女装界の中心コミュニティが続々閉店・閉館
既存の価値観が崩壊し、新たな価値観がどんどん芽生えてきた
一年でした。
2018年は、
さらにこの芽が大輪の花を咲かせる年になるでしょう。
メディアでも今年以上に女装が取り上げられるようになり、
女装を開始する女装一年生が各地で多数誕生するでしょう。
女装ワールドも、来年以降もますます面白い展開がありますので、
お楽しみに!!
では、みなさま、今年もご覧いただきありがとうございました。
来年も何卒、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。
2018年もみなさまにとって健康で楽しい、ワクワクした1年になりますように。
クリハラチアキ