女装コミュニティには、オーバーグラウンドな場所と
アンダーグラウンドな場所があり、
アンダーグラウンドな場所はちょっと一般的にはおかしな光景に出会ったり、
これまでの常識とはかけ離れた経験をすることがしばしばあります。
なので、とくに女装初心者さんに見ていただきたい「女装アングラスポット」
に行く前に知っておくべき5つのことをお伝えします。
■女装アングラスポットに行く前に知っておくべき5つのこと
女装アングラスポットに行く前に知っておくべき5つのことについて
語る前に、女装アングラスポットとは何でしょうか?
女装アングラスポットとは?
アンダーグラウンドというのは文化的な側面でいえば、
「一般に認知される可能性の低い、水面下に密かに行われている活動」
のような意味です。
その反対語が「オーバーグラウンド」。
「アングラかオバグラか」の違いは、
・一般大衆向けに告知しているか(参入入り口が平等にあるか)
・一般的な利用方法で利用しているか
で分けられ、
この2つのうちどちらかが×であれば、
アングラスポットに分類されます。
<オーバーグラウンド=女装オバグラスポット>
女装BAR、女装サロン、告知多めのイベント
公開店舗型の女装ルーム、女装人の出入りするマジョリティスポットなど
<アンダーグラウンド=女装アングラスポット>
夜間の公園、ポルノ映画館、マンション型女装ルーム、
女装人の出入りするビデオボックス、女装人の出入りする簡易宿泊所など
では、女装アングラスポットに行く前に知っておくべき5つのこと
についてそれぞれ詳しくみていきましょう!
■本名や一般生活の情報は公開しないのが主流。嘘も方便。
これはアングラスポット限定の話ではないですが、
女装界では基本的に戸籍名や一般生活の情報は漏らさない方が多いです。
女装界で出会い、仲良くなった人で信用のおける人たちの間だけで
シェアするのが普通です。
なので、たとえば「山田太郎」さんが映画館に出入りしていても、
「山田」とか「太郎」と名乗ることはあまりありません。
まれに初心者の方がそのままの名前を名乗っている場合がありますが、
それも別に悪いことではありませんが、
虚偽の名前や、ニックネームで呼び合うのが普通の社会なので、
「嘘も方便」社会であることを理解しておきましょうね!
■犯罪者や半ぐれとの遭遇率は一般社会よりも高い。
はっきり言って、アングラスポットは、
誰にでも開かれた空間ではないため、
犯罪者や半グレの方との遭遇率は一般社会よりも高めです。
とはいえ、ほとんどの方々は良識ある普通の人なのですが、
明らかに一般社会で出入りするような場所よりも、
犯罪者や半グレとの遭遇率は高いです。
基本的には公園は夜間だし、
女装人の出入りするビデボや簡易宿泊所でも、
しっかりとした運営をしている店舗は別ですが、
監視カメラが設置されていなかったりそれが十分でなかったりして、
そこにつけこんで犯罪行為を犯す人間もかなり少数ですが存在しています。
私も経験上某ルームでお財布から数万円抜かれたこともありますし、
映画館でカバンを盗まれたこともあります。
アングラ=やばい場所 ということでもないのですが、
平和ボケしている日本の一般社会よりかは、
はるかに犯罪遭遇率は上がるので心得ておきましょう。
基本的に、女装アングラスポットに行く際は、
最低限の持ち物でいくことをおすすめしますし、
できれば貴重品もあまり持ち歩かないほうがいいでしょう。
とはいえ、基本的には良識ある一般的な人が多いので、
肩肘をはってアングラスポットに行く必要もありません。
「めちゃくちゃ発展している東南アジア諸国の首都」くらいの
セーフティ(治安)はあるので、
「普段よりもちょっと気をつけよう」くらいの感覚でOKです。
■マジョリティ(一般社会)との絶妙なバランスの上で成り立っているので、基本的に地域住民の迷惑にならない行動を心がけましょう。
公園や映画館、マンション型ルームもそうですが、
一部のノンケさんはその存在を認知している場合がほとんどです。
・この公園は夜になると女装人が出入りしている
・この映画館は子供は近づいちゃいけないと地域ではシェアされている
・このマンションの住人の一部は○○○号室に女装人がたまっていることを認知している
などなど。
なので、地域住民との関係性は非常に重要です。
基本的には、節度ある利用を心がけましょう。
とくに公園などでは、
・夜中には騒がない
・ゴミは持ち帰る
・タバコなどを散らかさない
・路上駐車しまくらない
などなど、地域住民の迷惑になるような行為は避けるべきです。
地域住民との関係性が悪くなると、
その場所は利用できなくなったり、利用しづらくなります。
地域住民がいやがらせで警察に通報したり、
悪意の冷やかし集団が襲ってきたりする事例も全国に点在しています。
初心者の中には「どうせこんなアングラな場所だから適当に使っとけ!!」
みないなカンジで、ゴミを巻き散らかしたり、結構めちゃくちゃな使い方を
する方がまれにいます。
しかし、それをしてしまうと既存のアングラユーザーたち全体に迷惑をかけることも
あるので、そこはきちんとマナーを守りましょうね。
■警察はそのアングラスポットについて把握している。絶対にバレてはいけない人は、リスクを承知しておこう。
女装アングラスポットに関しては、基本的に警察は把握しています。
・公園のどのあたりに女装人が集まっているのか
・この映画館の館内では何が行われているのか
・マンション型ルームに誰がどれくらい出入りしているのか
「え!?!?まじで!?!?!?嘘でしょ!?!?」
という方もいますが、警察をなめてはいけません。
これくらいは普通に把握していますよ。
警察もヒマではありませんので、何でもかんでも取り締まるような
ことはしてきませんが、
度が過ぎると、警察も取り締まらざるを得なくなってきます。
ぶっちゃけ、アングラスポットにいると、
警察の事情聴取や、騒動に巻き込まれるリスクはあることは承知しておきましょうね。
なので、あまりいないかもしれませんが、「女装アングラスポットに出入りしていることが
絶対にバレちゃいけない人」などはあまり出入りしません。
もちろん、そんなことに巻き込まれる可能性は極めて低いのですが、
「リスクとしてはある」ことは把握しておきましょう。
■社会的レイヤーがフラット化している世界。年齢や業種、社会的地位などはあまり関係がない。
女装アングラスポットは、「レベルな」社会が形成されています。
つまり、社会的レイヤーとか年齢とかそういう一般社会で存在する
「階層、ヒエラルキーがフラット化」しています。
なので、
・年下が年上にため口を聞く
・明らかに年下が年上にえらそうな口を聞いている
・社会ではそこそこ上のレイヤーなのに、アングラスポットでは
階層下レベルの扱いを受ける
みたいなことがしばしばあります。
基本的には、どんな社会でも「人間関係」が大事なので、
・人として最低限の礼節
をわきまえていれば、何の問題もないのですが、
きわめて階層やヒエラルキーがレベル化=フラット化していることは
把握しておきましょうね!
そんなパラレルワールドを楽しむ!!!心持ちで行きましょう!
■まとめ:アングラスポットといえど結局は「人間関係」。一般社会とはまた違った「パラレルワールドを楽しもう!
いかがでしたか?
アングラスポットの心構え5つ。
ちょっとリスクを煽るような表現になっていますが、
そうなることは少ないです。
でも、「最悪の事態を想定して動く」ことは、
ビジネスにおいても行動においても大切なマインドです。
結局は、どんな社会でもそれを構成するコミュニティの根幹にあるのは
「人間関係」です。
・この広い広い宇宙空間、時間と空間の中で出会えた奇跡とご縁を感じ、
・「女装」という共通項でつながっているということを感じ、
・人間としての最低限の礼節をわきまえて行動する
こうすれば、アングラだろうがなんだろうが、
楽しい時間を過ごせます。
女装アングラスポットは、
一般社会と同じ時間の流れの中で、
年齢や社会的レイヤーなどがフラット化された
「パラレルワールド」です。
一度きりの人生の中でこんな楽しい体験をする人は
なかなかいないかもしれませんよ!
ぜひ、楽しんでくださいね!!!
本日もお読みいただきありがとうございます♡