私は私の女装遍歴シリーズでも書いていますが、
19歳から女装してきて、もうすぐ丸12年間になります。10代20代と経て今30代になった私。
振り返れば女装子という「女」の私は、
世の中でいう「女の価値」というゲームを体験してきました。
魅力的な女であり続ける。
これは「女を演じる」という側面において、
今、10年前に比べ随分と増えた10代20代若年層女装子さんたち。
30代女装子さんも随分と増えている！！
女装界の若返りは確実に進んでいる。
そして、今日も女装子さんの卵が続々と誕生し続けている！！
本当にすばらしいことです♡
ぜひ、今を全力で楽しんでほしい！！！！！
でも・・・！「若さという価値」はすぐに暴落するんだ。。。。
とはいえ、若さという価値はものすごく使える。
だから存分に使ったうえで、
それを使えるうちに、次のステージへの想定をしておくといいよ！
そして、その価値がいつか暴落する日が来ても、
魅力的な女であり続けてほしい！！！！
という話をします♡
「若さという価値」とは何か？女装界における若さとは？
「若さという価値」は、
・見た目の若さ→表面的な評価
・処女性的魅力→人生経験の少なさから想起される「コイツを俺が染め上げられるんじゃないか」という余白の想起
この2点に集約されます。
こと女装界においては、
処女性的魅力という要素も、「若さという価値」の大きなポイントになっています。
実は、一般社会と女装界が少しだけ異なる部分の１つに、
「女装界の若さという価値は女装歴と年齢の総合評価による」というものがあるのですが、
結局、女装歴が浅いと「まだ女装についてあまり知らない」という処女性的魅力が
生まれるので、「女装歴の浅さ」も割と女装界においては「若さという価値」に
つながりやすいです。
・見た目の若さ→実年齢と見た目年齢の評価
・処女性的魅力→女装歴の短さ
この2点が「若さという価値」に大きく影響します。
つまり、見た目も若くて女装歴が栄えれば浅いほど「若さという価値」を感じやすく、
たやすくちやほやしてもらえるのです！
歴がながくなればなるほど、ちやほやされにくくなる！現象はこちらの記事でも書いてるよ
たとえば、
Ａ．一般社会でいう35歳女性→若さという価値：低
Ｂ．女装界における35歳女装歴1年の女装子さん→若さという価値：高
Ｃ．女装界における30歳女装歴12年の女装子さん→若さという価値：低
こういう現象があります。ま、Ｃは私なのですがｗｗｗｗ
Ａ．の35歳女性はおそらく若さという価値は低めでしょう。
これは一般社会と同じ感覚です。
しかし、Ｂ．の同じ年齢でも女装歴が浅い35歳女装子さんは、
女装界においては結構「若さという価値」を享受しやすい傾向にあります。
それは女装歴1年という浅さが魅力的だからです。
Ｃ．の女装子さんは30歳と35歳よりも実年齢は若いですが、
女装歴が12年もあり処女性的魅力は一切ないため、
あまり若さという価値はもはや享受しづらいのです！
女装界における「若さという価値」は、
・見た目の若さ→実年齢と見た目年齢の評価
・処女性的魅力→女装歴の短さ
これらの総合評価によって「若さという価値」を帯びているのです！
若いというだけでどこへいっても「ちやほや」される日々。若い女装子はきっと経験してきているはずだ！
私が19歳で女装をしたとき、ぶっちゃけどこへ行ってもちやほやされる日々を過ごしておりました。
チアキちゃん、かわいいね！！！
黄色い声がどこへ行っても飛ぶ。
これは私だけではないはず。
今女装歴の長い方も若かりし頃、
今まさにちやほやされまくりの方…
若いというだけで、ちやほやされる経験をしたことのある方は多いはずです。
私もまだ女装歴1年目・19歳という若かりし頃、そりゃもう若いというだけで
随分とちやほやされました。
ちやほやされるというのは、
「相手を甘やかしたり機嫌をとったりして、 大切に扱うさま。」
のことを言います。
・特に努力もせずほめられる
・特に努力もせず話しかけられる
・意図しなくてもポジティブに噂が広まる
といった具合でしょうか。
そりゃもう、女装してるだけでアイドルにでもなったような気分でしたよ、当時。
という声が聞こえてきそうｗ
しかし、それはもう完全に、
・見た目の若さがあって、
・女装歴が浅いという処女性的魅力もある。
という「若さという価値」に根差した魅力になっているだけでした。
しかし、その「若さという価値」はそれを感じ始めた瞬間に、
暴落へのカウントダウンが始まるのです！
「若さという価値」は非常に刹那的な承認にすぎない。ある日を境に暴落する。その時に何も残らない女にはなるな！
若さという価値は、もうそれを感じ始めたその瞬間から暴落へのカウントダウンが始まります。
こと、女装界における「若さという価値」は先ほども言いましたが、
・見た目の若さ→実年齢と見た目年齢の評価
・処女性的魅力→女装歴の短さ
この2点によって評価されます。
見た目の若さはすぐに変わるものではありませんが、
女装歴というのは、ドンドン積み重なっていきます。
女装を重ねれば重ねるほどに、
女装子という女としての処女性は失われ、
年齢を重ねるごとに、
実年齢という若さの価値も失われていく…
そうなると、もはや若さという価値はなくなり、
何もしなくとも、ちやほやなんてされなくなります。
若さという価値は暴落するのです。
若さによる、
・見た目の良さの評価
・歴の浅さという処女性の評価
これらの評価は、きわめて刹那的な承認にすぎないのです。
なぜなら・・・
あなたが女装子という女になった瞬間から、古参化する。今日も明日も、新しい「自分よりも若い女装子」は誕生する。
これはもはや、女装子というよりも「女の闘い」と同様です。
あなたが女になった瞬間から、もうあなたは明日の古株になります。
それは、毎日、今日も明日も明後日も、
新しい自分よりも若い女装子さんが続々と誕生するからです。
今後、ますます女装子人口は増えていきます。
10年前だと30代でも若いほうだった年齢分布図も、
女装のフラット化に伴い、実社会と同じような評価に変遷していくはずです。
<今までの女装界＞
10代女装子：奇跡、ほぼいない
20代前半女装子：ほぼいない
20代後半女装子：ほぼいない
30代前半女装子：少ないけどいる
30代後半女装子：普通にいる
40代以上女装子：普通にいる
↓
＜これからの女装界＞
10代女装子：普通にいる
20代前半女装子：普通にいる
20代後半女装子：普通にいる
30代前半女装子：普通にいる
30代後半女装子：普通にいる
40代以上女装子：普通にいる
今の20代女装子は30代になったとき、
その下の10代20代の層は、
今よりもたくさん女装子としてこの世界に存在している未来が待っています。
そんなとき、
見た目や歴という表層的な価値においては、
圧倒的に見た目や歴で有利な自分より若い層の女装子さんがライバルとして立ちはだかります。
表層的な価値にしか反応しない人は、簡単に浮気します。
要は、ライバルが現れればさっさと次の女へと鞍替えを実行するのです！
つまり、若さという価値に反応していた「ちやほや」は、
その価値の暴落と同時に、まるで嘘のように消えてなくなるのです。
私も女装歴3年目頃にそれを如実に体験しました。
今までは行くところ行くところでちやほやされていたにもかかわらず…
もはやちやほやされないようになってきていた…
もはやその時、私は女装歴3年目。処女性も失われ・・・
たしかに見た目は20代で若かったですが、
明らかに女装初期ほどのちやほや度はありませんでした。
そう、私が3年女装している間に、
また新しい女装子さんが続々と誕生。
私はドンドンと古参化していたのです！
やばい！！！！笑
若さという価値による「ちやほや」を真に受けて、内面を鍛えない人間に待ち受ける末路
若さという価値によるちやほやは、時に人を狂わせます…
その表層的な価値に対する賞賛を…真に受けるのですよ。
自分が承認（認められた）と思い込むのです。
私は魅力的だ！！！
私もちやほやされていた女装初期、お恥ずかしながらｗ
随分と調子に乗っていました。
そう、ちやほやという表層的な承認を真に受けて、
「私は魅力的な人間なんだ」と勘違いし、随分と、分不相応な行動をとっていました。
ま、要は調子に乗っていたわけです。
私はその時、幸い、そんな私のことを注意し、「もっと内面を鍛えよ」という
先輩女装子さんがいてくださったので、そのままの人生を進むことはなかっただけのことです。
ちやほやされて、ほめられて、承認されてうれしい！
その承認自体は否定しません。
若さという価値によって生み出された承認は、現実にあるのだから。
しかし、もう一度言いますが、若さという価値は暴落します。
表面上の承認を真に受けて、人間的な内面を鍛えなければ、
中身がすっからかんの大量量産型人間になってしまいますよ？
要は「あなただからこその人間的魅力」がないor
他の人がそれを察しづらい人間になってしまうかもしれない。
そこにきて、若さという価値が暴落し、周囲からちやほやが
なくなった日に…
どんな未来が待ち受けているでしょうか？
これはもはや女装子界隈だけの問題ではないんです。
近年のＳＮＳリア充アピール社会における、人類の病的な承認欲求の暴走が生み出した
「新しい社会問題」です。
このあたりの議論は「新時代のじゆう論」でも書いてるのでより詳しく気になる方は見てみてね♡読者登録もお願いします♡
簡単に手に入るものは、簡単に消えてなくなります。
私はこれまで女装界を10年以上ウォッチしてきましたが、
表層的な価値にしかアイデンティティーを見いだせない人は、
加齢とともに、現実との差に苦しみ、絶望します。
思考が先鋭化し、挙句の果てには自分よりも若い女装子さんに嫉妬をしはじめます。
すると、人間が離れ、孤独になります・・・
でも本人はもはやどうしようもないのです・・・。
もちろん、この例は極端な例かもしれませんが、
少なくとも女装ワールド読者様の中で思い当たる節がある方には
そうなっていただきたくないんです・・・！！！！！！
表層的な価値は、簡単に暴落する。
そこに安住するな！
人間的内面の魅力は「生き様」で作り上げられる。人にやさしく、何かに一生懸命な人は表面など関係なく美しく、魅力的なのである
ＳＮＳで盛りまくるのＯＫ
見た目の表層的な価値でいいね！を集めるのもＯＫ
若さという価値がある間に、それは思い切り使えるものは使えばいいんです！！
私も、思い切り使わせていただきました。
しかし！！！！！！！！！！
そこに安住してはいけない！！！！！！
人間的内面を鍛えよ！！！！！
多くの趣味女装子さんにとって、その最大の魅力は、
・男であり女である。ネイティブ性別・ジェンダーという既存の枠組みにとらわれず、
自分の在りたい「女」という姿をその女装子という時間の間に演じ続けるその姿
にあります。
多くの趣味女装子さんにとっては、
・Ａ面もＢ面も両方頑張る＝女装のＡＢ連動
これなんですよ。
別にこれは、結果が出てる出てない、年収の高低とかそういうのはどうでもいいんです。
そんなのはどうでもいい。
人にやさしく、何かに一生懸命な人は表面など関係なく美しく、魅力的で、モテる。
そこに表層的な価値などもはや介在していない。
どんなに歴を重ねても、どんなに見た目が年をとっていても、Ｂ面での仕事や家庭、趣味等何かに一生懸命な人ほど、
Ａ面でもモテる傾向にあります。
Ｂ面：男性モード・女装してないときってことね！
そういう人って自然に人が集まってくるし、すっごく女装を楽しめる。
だから、Ｂ面でもがんばろうと思える。
逆に、Ｂ面をがんばってると、Ａ面をたくさん楽しもう！と思える。
ポジティブなモチベーションが循環していくのです。
女装をすることで、女も、男も楽しむ。
つまり、人生を楽しむ！！！！ということです。
女としてモテる人は、その見た目や若さなどという表層的な価値を通り越して、
その人の生き様からにじみ出る内面的魅力がキラキラと輝いているのです♡
私もそんな女になれるように、日々努力です♡女としても男としても、自分の人生を邁進中です♡
もちろん、すべての人にあてはまらないかもしれません。
たとえば、ニューハーフさんだってそうでしょう。
ニューハーフとしての表層的な一面だけではなく、人間的な魅力を鍛える。
それだけで、ファンはめちゃくちゃ増えるはずです。
たとえば、ニューハーフとしての仕事にプライドを持ち、一生懸命頑張る。
そんなニューハーフさんの姿はとんでもなく魅力的です。
人にやさしく、何かに一生懸命な人は表面など関係なく美しく、魅力的なのである
多くの趣味女装子さんたちにとって、ＡもＢも楽しくなるように、まっすぐに生きる！！！！ということです。
たとえ、男性生活がしんどくても一時的に女装に逃げても、絶対に逃げ続けない。立ち向かう！
女装界は優しい世界だから、逃げ込みたくなる・・・
男性生活がしんどいと、思わずそこに逃げたくなる・・・
そう、かつて女装沼にハマった私がそうだったからｗｗｗｗｗｗｗ
でも、そうしても・・・人生はさらなる深みにハマるだけなんです・・・
生き様が魅力になる女は、若さという価値が暴落しても、
人間としての魅力は何も変わらないので、魅力的であり続ける。たとえ何歳になったとしても。
せっかく女装して女になってるんです♡
いい女であり続けたいですよね♡
若さという価値は暴落します。
そこに安住してはいけない！！
表層的価値は簡単に手に入る。
でも、簡単に手に入るものは簡単に消えてなくなる。
人間的魅力を鍛えよう！
ＡもＢも両方がんばる！！
人生において、何かに一生懸命になる！
生き様が魅力としてにじみ出る女になろう！！！
最後までお読みいただきありがとうございました。