こんにちは、今日はひさびさに女装界隈のあるあるについて考察します。
今日は「堂々と引退宣言する女装子は、なぜ本当には引退しないのか?」について
その心理などを含めて、いろいろと考察していきます。
この記事において何を実現したいのかというと、
・堂々と引退宣言する女装子さんと見たときに何を思えばいいのか、どのようなアプローチをするのが適切か
・引退宣言することの意義を共有することで「引退って言ったのに引退してないじゃん!」とマジレスすることの滑稽さ、および
「引退する!!」と宣言することの意義等
を知る一助となれればと思っております
堂々と引退宣言する女装子の心理。私が14年間で観察してきた答え。
女装界隈にいると「私は〇月〇日をもって女装を引退します」という「引退宣言」をする女装子さんと出くわします。
tsloveからはじめ、twitter等女装のSNSが発達してからは、SNSを使って「もう、女装やめます」という
女装引退宣言が簡単に全世界に発信できるようになり、
知らない女装子さんの引退宣言も目にする機会があるかと思います。
しかし、結論から言うと、この手の女装引退宣言をする女装子の9割以上は必ず女装子として出戻ります。
私はそういう女装子さんの引退宣言を見るたびに「お、やってるね!(*'▽')」と微笑ましい気持ちで観察しています。
どうせ出戻るのに、なぜわざわざ引退宣言をするのか?
その心理に着眼すると面白いものが見えてきます。
女装の引退宣言とは「私を見て!!」という自己顕示欲のすてみ攻撃のようなもの。微笑ましく見てあげるべきもの。
わざわざ引退宣言する女装子さんの根底には自己顕示欲があります。
これは断定します。
なぜなら、「女装をやめる」というのは別に本来勝手にやめればいいものです。
そもそもほとんどの人は「自由意志」ではじめた女装なのですから。
女装をやめるもまた同じく自由意志に基づく自律的な行動のはずです。
女装をやめて会えなくなる人がいるのであれば、個人的にその人同士でやりとりをすればいい。
でも、SNSで発表するというのは、「自己顕示欲」以外にユニークネスな理由がないのですよ。
とはいえ、自己顕示欲というのは、世間ではネガティブな文脈で語られることが多いですが、
私は別にネガティブなことだとは思いません。
「私、生きてるよ!」「私、ここにいるよ!」
自己顕示欲というのは、引退宣言する女装子に限らず、誰もが日常でどこかで発揮しているものなのですから。
私に注目してほしいの!!!!!!!
という自己顕示欲が、
引退するから(女装子としての命の終了)
というリーズニングによって合理化され、SNSで発散されるのです。
これが、堂々と引退宣言する女装子さんの心理の正体です。
つまり、なぜ引退宣言する女装子が本当には引退せず復活するのかというと、
ただの自己顕示欲の発散という直情的な行動なので、実際には引退せず、
復活するというのが全貌です。
もっとわかりやすくいえば、ポケモンを例にたとえるといいでしょう。
ポケモン知ってますか?(知らない世代も多いかもしれないですが、ポケモンGOの発表で40代以上の世代もポケモンについて知ってる人が多くなってますね。本当に任天堂さんのマーケティングにはいつも脱帽させられます)
その中に「マルマイン」という球型のポケモンがいるのですが、その「だいばくはつ」という技に「自分が死ぬ代わりに相手に大ダメージを与える」というものがあるのです。
引退宣言する女装子さんはこれと同じような構造をしています。
「引退=女装子としての命の終わり、するけど最後にみんな、私に注目して!!!(*'▽')」
ということなのです。
微笑ましいと思いませんか?私はもう本当に微笑ましくて、引退宣言する女装子さんを見るとかわいくて仕方がないです。(煽り抜きで本当に)
でも、引退宣言をしても、9割以上は戻ってきます。出戻ってきます。
【驚愕の出戻り率】引退宣言して女装を再開した女装子の比率は実に〇〇%!!
私が14年間女装界隈を観察してきて、堂々と引退宣言をした女装子の実に100%が出戻ってきています。
でもすべての事例を把握しているわけではないので、あえて9割以上としておきます。
とにかく、堂々と引退宣言する女装子さんは、ほぼ必ず出戻ります。
3か月前 引退女装子「今まで、ありがとうございました」
みんな「いかないでー!さびしいよー!」
↓
3か月後 引退女装子 何事もなかったかのように活動再開
みんな「・・・??」
このようなことを私は少なくとも今まで20例は見てきました。
私の目は全世界にあるので、隠れて復帰しても、あえて誰にも言ってないだけで、
「あ、この方名前変えて復帰してる」というのをよく目にします。
別にそこにネガティブな意図はありません。
人間って、女装子って、こんなもんだよね(*'▽')
と微笑ましく見ています。あとは自分の「引退宣言する女装子は必ず出戻る!」という論理の確認作業でしょうか(*'▽')
引退宣言したのに、戻ってくるのは悪なのか?
で、引退宣言したのに出戻りすることは悪なのか?という問題があるわけです。
結論から言うと、まったく悪ではないと私は思います。
だって、人間だもの。
人間は理性だけで生きてるのではないんだもの。
感情で生きてるんだもの。
ということです。
引退宣言したときは、本当に「引退しよう」と思ってる人がほとんどだと思います。
でも、実際に引退して女装をやめてみると、
女装している最中には見えなかった女装の良さや楽しさが見えてきたりする、のです。
人間の行動を縛るものはこの社会では1つしかありません。
なんだかわかりますか?
「契約」です。
契約というのは、人間の行動の未来を拘束するために社会が発案した便利な仕組みです。
「1年間、月額10万円でこの家を賃貸しますね!」という賃借人の気持ちを1年間にわたって拘束するために、
「賃貸借契約」というものを結びますよね?
途中で賃借人の気持ちが「あぁ、家賃払いたくね・・・」となっても、契約によって人は行動を拘束されるわけです。
女装って契約ではないですよね、別に。
女装とは、自由意志に基づく、きわめて自由で許容性のある行為です。
なので、別に「引退宣言したからと言って、出戻るな!!」なんて論理は一切ありません。
そういう人のほうが私は頭が固いと思いますよ。
出戻りは、悪ではないのです。
人の感情というのは、憲法にも拘束されない、この世で一番自由で解放された空間なのですから(*'▽')
自由に、思うがままに、女装すればいいのです。
引退宣言という自己顕示欲の発散もまた、個人の女装の在り方の1つだと許容されるべきだと私は思います。
だって、女装の世界は許容で成り立ってるんだもの~♡
でも、それは裏を返せば、女装界隈という社会の中の一員であり、
女装引退宣言という行動を「どのようにとらえるか」という他人の感情・評価もまた自由だということです。
楽しく女装したいなら、女装引退宣言はするべきではない
人の信用度や評価というのは善悪とは別問題です。
頻繁に女装引退宣言する女装子さんというのは周囲の信用度は下がったりしている場合も多いです。
だって頻繁に言ってることとやってることが変わる人というのは、信用度が下がるのが世の常ですよね。
しかも、自己顕示欲の発散を嫌う人もなぜか多いので、評価も下がってしまう場合があります。
別にそんなこと気にしない!というメンタルの方ならいいのですけど、
実はそういうメンタルの方はむやみに自己顕示欲を発散する必要もないので、
女装引退宣言などしないのです。
女装引退宣言をする方は、豆腐メンタルだったり、他人のことを本当は気にしている人が多いです。
なので、楽しく女装をしたいなら、女装引退宣言はするべきではないと思います。
私はしないです、少なくとも。無用に他人の評価を下げても得をすることはないので。
おそらく引退宣言しても、またどうせ女装したくなるんだってば!(*'▽')
これは先述の通りです。
そして、私はこう考えて生きています。
人間の感情というのは1秒ごとに変わるもの。
だから、社会には契約がある。
契約以外の人間の行動は「基本的に変わるものだ」と思って生活するほうが楽だし、効率的だし、自分の自由が守られる。
人間の感情なんてものは極めて流動的です。1秒後には変わってる可能性だってあります。
だから、
引退宣言する女装子さんも「今は引退しようと思ってるけど、またするかも」という気持ちを持つといいし、
される側(周りの女装子さん)も「まぁどうせ復帰するんでしょ、今はもう彼女の自己顕示欲の発散につきあってあげよう」
くらいの軽いノリと許容の気持ちで見てあげると、めちゃくちゃ女装界隈っぽい平和で微笑ましい世界が展開されるでしょうね(*'▽')
ちなみに、女装から学べることとして、「他人の行動を拘束したいときはとにかく契約を完了させよ」ということです。
仕事等でも私はまず何かをやるときは必ず契約を完了させます。
口約束も契約として有効にはなりますが、書面でやるほうが確実なので、必ず書面で完了します。
人の感情は必ず変化します。拘束したければ、絶対に書面の契約で固めてしまいましょう(*'▽')
本当に引退する女装子さんがする行動
最後に、一方で本当に引退してしまう女装子さんがする行動とはどのようなものなのでしょうか?
ひっそりと、気づいたらいなくなってる。
これが私が14年間観察してきた真理です。
中には亡くなってる場合もありますし、家庭の事情でできなくなった方もいます。
本当にいなくなる女装子さんは、突然いなくなります。
これは一般社会でも同じです。失ってから気づく価値。
だからこそ、毎回の出会いを大切に。
後悔0なんておそらく無理でしょうけど、できるだけ後悔のないように、
大切なお友達やパートナーとは、出会った世界線が女装界隈だったとしても関係ありません。
一期一会を大切に。人生の時間を刻めればいいですね♡
ご覧いただきありがとうございました。