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【性転換 MtF】トランスがSRS手術を受けた実感/感想-ポジティブな反応・ネガティブな反応

玉抜き手術にとどまらず、戸籍変更をするため、完全に女性として生活するため、性転換手術に踏み切ったトランスの方たちはその後、どのような感想を持っているのか!?
近年でいうと、芸能人のKABA.ちゃんが性転換手術をしたことでも話題になりました。
はたして、本当に性転換SRS手術をすべきなのかどうか!?実際にやってみたみなさんの反応をまとめました。

こんな方におすすめ

  • 性転換手術について知りたいMtF/GID/トランス
  • 「性転換したいけど不安」という方
  • SRSって何?実際んとこどうなの?という実情を知りたい方・・・etc

性転換手術(SRS)ってなに?念のため確認しておく。

性転換手術は、Sex Reassignment Surgeryの頭文字をとってSRS手術とも言われています。
Sex(性別)
Re-assignment(再度、割り当てる)
Surgery(外科手術)
なので、「生まれた性別(生物学的な性別)を再度、自らが望む性別に身体的な特徴を割り当てる手術」
ということ。ことトランスたちにおいては、男性器を切除し、女性器を造成する手術が、性転換手術なのです。
性転換手術にはさまざまな方法があり、正直書くべきことがた~~~くさんあるので、これは別途記事にしていきたいと思います。
今回は、実際に性転換手術をしたトランスの実体験、感想を
まとめた記事とその考察を書いていきたいので、性転換手術に関する説明はこれくらいにしておきます。


彼のために性転換するもののその後破局。誰かのためじゃなく、自分のために行おう! 

ニューハーフさんや女装子さんがフルタイム化すると・・・ 性転換手術(SRS)という選択を行う方も中には出てきます。 今回は、「彼のために性転換→破局→どうしよう?」という壮絶エピ。 誰かのためじゃなく ...

実際、まだ性転換手術をしていないトランスたちは、性転換手術に対して、
・絶対に行いたい
・お金さえあれば今すぐにでも行いたい
・女性器をもったからだになりたいのでやりたい
などと、ポジティブな感覚を持っている方が多いですが、実際に性転換手術を行ったトランスたちは、
性転換手術を行ったことに対してどのような感情を抱いているのでしょうか?

多くは、
・自己実現が叶ってうれしい
・憎き男性器を切除できたことでストレスがなくなった
・戸籍上も女性になれる要件がそろい、戸籍も変更できて本当に幸せ
という性転換手術をしたことに対してポジティブな感想・実感を持っている方が多いです。
しかし一方で、ネガティブな反応が意外と多いのです。

ということで、性転換手術をした実感・感想のポジティブな感想・実感、ネガティブな感想・実感、両面を詳しくまとめてみます。まずはポジティブな反応から。

 

性転換手術をしてよかった!ポジティブな反応

女装さん
手術はしんどかったし痛かったけど、女性器が定着 してくると日常生活もできるようになるので、 やぱり女性のからだを手に入れられてよかった。。。。
女装さん
性交渉ができるようになった。 要はいままではアナ〇でしかできなかった疑似性行為が 自分の女性器でできるという・・・ 精神的な満足感が大きいです
女装さん
戸籍が女性に変えれてよかった
女装さん
戸籍変更で社会から女性としての扱いを 受けることができる幸せは、 GIDにしかわからないんじゃないかな?

性転換手術をした方のポジティブな反応をみるともっとも多いのは、
「戸籍上女性になれること」です。
今のところ、日本の法律では、戸籍上男性→女性に変わるには
性転換手術を受け男性器を切除しなければ戸籍変更要件のひとつを満たすことができません。

▼戸籍変更要件
1.2人以上の医師により、GID診断を受けている
2.20歳以上であること
3.現に婚姻をしていないこと
4.現に未成年の子がいないこと
5.生殖腺がないこと、または永久的に生殖機能を欠く状態であること
6.その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること。

やはり、戸籍変更によって男性→女性になることで、社会的に女性として制度を利用できるようになったり、
完全合法で女性専用スペース(女性用トイレや女性用お風呂など)も使用することができるようになることは、
とくに、こころが女性でからだが男性であるGIDさんにとっては、何事にも代えがたい自己実現のひとつなのではないでしょうか。

というよりも、性転換手術をして幸福感を得ることができるのは、GIDの方のみではないかと私は考えます。
なにせ、性転換手術に対するポジティブな反応の方の多くはGIDさん。
一方で、性転換手術に対するネガティブな反応の方の多くはGIDの方以外なのです。

それはなぜなのか?
ということで、次に、性転換手術を受けたことに対するネガティブな実感・感想をみていきます。

 

 

性転換手術をして後悔している・・・。ネガティブな反応

女装さん
結局、性転換手術は「女性になれる手術」ではないのだ・・・。 変わるのは「男性器が女性器に変わる」というだけ。 骨ばったからだが変わるわけでもなければ、 周りの見る目が変わるわけでもない。 正直、まだ少しからだが痛むし。 メンテナンスもめんどくさい。 性転換手術で「男性から女性に変われるんだ!」 という過度な期待は激しいストレスと身の破滅をまねく。 私もタイムマシンがあるなら、 男性器のついていた時期に戻りたい・・・ たまにどうしようもなく、女性器がついた男性のからだの 私に吐き気をもよおします。 それほどストレスがやばいです・・・。
女装さん
正直、ちん〇がまだついてる感覚があって・・・ なんていうのかな、 勃〇してるような感覚がまだあるし、 今でもあるんじゃないかなーと思ってしまう・・・。 でも実際にパンツの中をみると、女性器。 しかも実際にちん〇がなくなると、 むずむずするけど・・・ でも私の女性器では性的快楽を味わうことができません。 ある種、生き地獄のような感覚です。
女装さん
性転換手術をして、女性器を身に付けたけど、 実は今私は男性に戻って男性として生活をしています。 それはなんだろう・・・。 結局、女性として生きていきたいのではなく、 私はニューハーフだった。 歳を重ねていくうちに、ニューハーフとしての仕事が 体力的につらくなり、男性として昼職に復帰しています。 違和感も何もありません。 私はGIDではなかったのだ。
女装さん
すべては運。わたしは手術して造成された女性器の癒着が悪くて かたちも悪いし、性的快楽もない。そうなってみると・・・ ついたまま女装しているほうが楽しかったしきもちがよかった。 性転換手術をしてから、疲れやすくなったし、体力がものすごい落ちた。 日常生活にも支障がでるほどなので・・・女性器を手に入れたことは満足だけど、 それ以外のデメリットが多すぎて、戻れるものなら男性器がついていたあの時期に戻りたいです。

性転換手術でよくある誤解が、「性転換手術をしたら、男性から女性になれるのだ」というもの。しかし、それは完全な誤解です。
性転換手術をして変わるのは、「男性器がなくなり、人工女性器がとりつけられる」ということです。

私は、性転換手術をしてポジティブな感想を持っている方々に対しては、「それは人口女性器でしょ?」なんて
言うつもりもないし、それは違うと思います。

しかし、物質的な側面では、今の医療技術では、女性と全く同じ女性器を持つことはできません。
まずそれを性転換手術における大前提として理解しておくべきだと思うのです。

性転換手術で変わるのは、男性器→人口女性器というただそれだけなのです。
それによって、骨格が女性になるわけでもないし、子供が産めるようになるわけでもないのです。
この点を理解しておくことは性転換手術を受けるかどうかの判断をする際に非常に重要です。

なぜなら、これを理解していないことによる性転換手術への誤解が、
ネガティブな感想・実感をもたらしていることが多いから。性転換手術はリスク・デメリットが大きすぎるのです。

 

 

性転換手術のデメリット、ネガティブな反応を事前にリスクとして把握しておくことは判断材料として非常に重要

性転換手術のリスク・デメリットは・・・
・まず、からだに大きなダメージが与えられるので寿命が10~20年短くなると言われている
・手術後一定期間激しい痛みが続く。個人差はあるが、場合によってはそれが一生続く場合もある。
・性的快楽を一生失ってしまう可能性もある。

などがあります。とくに、AGの方の場合、女装をして性的快楽を得ることが女装の目的なので、
「性的快楽を一生失ってしまう可能性もある」というリスクは、人生の快楽そのものを失ってしまう
可能性がある非常に危険なリスクテイクとなります・・・。

また、性転換手術後の痛みは想像以上に大きいもので、その痛みが一生鈍痛のようなかたちで続く場合もあるそうです。

結局、GIDさん以外が性転換手術をするとネガティブな反応になることがほとんどであるのは、
GIDさんにとって性転換手術は、自己実現の一部なのです。
こころが女性なので、外見的特徴が性器という一部だけでも女性(あるいは女性に近しいもの)になるだけで、
それは自己実現となるのです。

しかし、AGなどGID以外のトランスたちにとって性転換手術は、苦痛以外の何物でもないからなのです。
性転換手術がAGにとって自己実現である可能性があるとすれば、造成された女性器が女性のそれと同様に性的快楽を味わえる場合のみでしょう。
しかし、そのようなことは絶対にありえません。

めちゃくちゃからだと造成された女性器の癒着がよく、
神経も通り、性的快楽を男性器のときと同様に感じることができたとしても、男性器の性的快楽と変わらないのです。

であれば、AGたちにとっては、「めちゃくちゃしんどい思いをして大金をかけて性転換手術をしても、結局男性のときと快楽が
変わらないんだったら・・・しんどいだけじゃない・・・」となるのです。

そして、トランスの多くはGIDではありません。だからといて、性転換手術は、GIDさんだけが受けているものではない現状があります。
だから、性転換手術を受けた感想・実感に、ネガティブなものが多いのです。

 

 

SRSに関してみんなどう思ってる?実際に受けた人、これから受ける予定の人アンケート結果!

SRS(性転換手術)に関して教えてください!

SRSを受けて満足17パーセント/SRSを受けて不満2パーセントという結果になりました。
つまり「受けた人の中では約9割の人は満足している」ということになりますが、
裏を返せば「これだけの不可逆的な大掛かりな手術で1割の人は後悔している」とも言えます。

やはり、一定数SRSを受けたことに関して後悔している人がいることは確かです。

 

 

リスクマネジメントとは「最悪の事態を想定すること」だ。

「女性器を持つと、完全に女性になれる」という幻想は絶対に抱くべきではありません。
たしかに戸籍女性にはなれますが、それで人生が大幅に幸福になるかどうかは別問題です。
それで幸福になれる可能性があるのは、GIDの方のみです。
女性に憧れる方は、女性のいい部分にばかり目がいきがちですが、
女性の多くは貧困であったり、体力的な不安などさまざまな苦労を抱えています。
一番勘違いしやすいのは・・・「女性器を手に入れたら、男性にちやほやされる」という幻想です。
少なくとも、女装子さんやニューハーフさん好きの男性は、男性器がなくなった瞬間に、興味をなくします。。。本当によく考えて下さい。

リスクを考える。

という言葉をよく耳にしますが、本当にリスクマネジメントとは・・・

最悪の事態を想定し(極端でも)その事態が仮に起こっても大丈夫なのかどうか?を考えることです。

ご自身の人生の選択の一意見として、ご参考いただければ幸いです。


彼のために性転換するもののその後破局。誰かのためじゃなく、自分のために行おう! 

ニューハーフさんや女装子さんがフルタイム化すると・・・ 性転換手術(SRS)という選択を行う方も中には出てきます。 今回は、「彼のために性転換→破局→どうしよう?」という壮絶エピ。 誰かのためじゃなく ...

 

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