はい!こんにちは!
今日は私の性対象が女性限定だった日から男性も含むように変わっていった
過程について考察してみたいと思います!
男性も含むから、女装子として成長する!とかそういうわけでもありません。
女性しか性対象に含まない女装子男の娘も多くいらっしゃいます。
それはそれでいい♡
でも、今はそうでも人生の可能性として「私も男性を好きになることがあるかも!」
という選択肢の提示としてご覧くださいね♡
私の性対象が「女性のみ」から「男性も」に変化した日。心の中で何が変わったのか?何が起こったのか?
私が女装し始めたとき、男性は性対象に含みませんでした。
でも、女装して10年以上がたち…
私は女性も男性も性対象に含んでいます。
この変化は一体なんなのだ!?男性も性対象になった理由とは?
女装をしてはじめて男性と出会った日。男性に触られてめちゃくちゃ気持ちが悪くなった。
私は大学1年生の冬に完全女装を本格的に開始しました。
当然それまでは、「私の女装遍歴」でも書いているように、
同級生の男の子と何かあったこともあったのですが、
基本的には女性が性対象のノンケ?男性に近かった感覚でした。
女装をするモチベーションも「女性になってかわいくなりたい!」とか
「ストッキングをはきたい!」とかそういうモチベーションでした。
女装行為の種類でいうと「ジェンダー系女装行為」「AG系女装行為」でしょう。
要は、女性が好きすぎて・・・
女性になりきっちゃいたい!
というモチベーションだったわけです。
実は趣味女装子さんの多くはこのタイプに分類されますね!!!
で、大学1年生のころ、ニッセンでセーラー服やタイツを購入して、
一人暮らししていたマンションで鏡の前で初めて身に着けた感覚…
今でも覚えていますが…
もう胸の高鳴りが、脳天を突き抜けてはるか上空へ飛んで行ってしまうかのような感覚でした。
そして、何度か近所を深夜徘徊するようになり、
実は家の近くに女装子さんが集まるスポットが存在することが発覚しました。
「こりゃ、行ってみなきゃ!!」
好奇心が刺激され、私はそのスポット京都G(伏字)という場所に行ってみました。
時間は深夜。冬の寒空の下、ひとけなんて全くありません。
京都Gはだだっ広い場所で甲子園何個分だろ・・・ものすごい広い場所です。
木々が生い茂り、うすぐらーい何とも言えない雰囲気です。
うーーーん、誰もいない。。。
真夜中の京都Gはめちゃくちゃ暗くて、なんだか怪しい雰囲気でした。
でも、「私は今、女装してる!!!」と思うとなんだか言葉では表せないほどのドキドキとワクワクに襲われました。
すると、木陰から1人の男性が私に話しかけてきました。
「すいませーん、お話しませんか?」
私はびっくり!!!!!!
こんな真夜中のこんな場所に人がいるんだ!!
私はびっくりしたものの「はい」と返事。
私が「女」として初めて男性とお話した日です・・・・!!
その時は男性が女装子さんのことをどう思っているかなんて知らなかったし、
その時は私という存在が「女装子」と呼ばれていることすら知りませんでした。
私「あ、あの・・・私男なんですけど・・・」
男性「わかるわかる!でも女の子じゃん!男じゃないよ」
私はそのやりとりでなんとなく世界観を理解しました。
あ、この世界は女装してる男性とわかっても、
女性として扱ってくれる場所なんだ!
なんて素敵な場所なんだ!
内心テンションが上がりました。
その男性は背が低い眼鏡のかけた40代くらいの男性でした。
その男性はいきなり、私の腰に手を当てて、
男性「背が高くてすっごいスリムだね!かわいいよ」
私は、いきなりの展開に内心めちゃくちゃ嫌悪感を覚えてしまいました。
男性時の私は大学デビュー後でめちゃくちゃイキっていたため(イキがっていた)
内心「マジでこの場でぶんなぐって逃走しようかな、バレなさそうだしこの暗さじゃ」と思いました。
でも、不思議なものですねw女装してるとそんな気持ちもわかないというか、実行に移せないんですよ・・・
私は、初めて自分が「女」として扱われる快感と、
男性に腰を持たれるというセクシャルな接触に対する嫌悪感の入り混じった
何とも言えない感覚になりましいた。
その時の私は2人いました。
私A「マジで気持ち悪い。いますぐその男性から離れて帰れよ!!」
私B「いっちゃえいっちゃえ!いけるところまでいっちゃえ!」
おそらく、
私A=男性性優位の私、私B=女性性優位の私だったのでしょうか。
こうしてるうちに、男性は私を抱き寄せようとします・・・
その瞬間、私の男性性の瞬間湯沸かし器が発動してしまいました。
私「おい、こら、やめろや、なにさわってんねん(怒)」
わぁー、私、若い笑
男性は豆鉄砲をくらったような顔をしてびっくりして私を見ます。
でも私はその瞬間に我に返り、
私「すいません・・・今日初めて女装して男性と出会うのでよくわからなくて・・・
男性の人とこうなるのも初めてで・・・」
男性は苦笑いしながら、「ごめんね」と言って去っていきました。
私は、その瞬間ものすごい自己嫌悪感に襲われたのです。
・何やってるんだ私…男なのに男に触られて…こんなの絶対誰にも言えないや
・っていうか女装なんてしてマジでキモいな私…
こんな女装に対してすっごいネガティブな感情になっていました。
そして、京都Gをそそくさと後にし、
家に帰った瞬間に、その日着てた服をゴミ箱に捨てました。。。
男性に触られたというのがものすごい気持ち悪くなってしまったのです。
(今じゃ考えられないな・・・・)
今じゃ、男性も女性も性対象に含む私の最初は、
マジで男性と恋愛するなんて絶対無理!!!という
女性のみを性対象とした女装男子でした。
女装に対する嫌悪感をなくしてくれたある男性の言葉「え?女装することは悪いことじゃないじゃん、何を気にしてるの?」私の常識が覆った日
結局、私が男性に対して嫌悪感を覚えていたのは、
大きな2つの理由がありました。
・女装をしていることに対する嫌悪感、自己嫌悪を感じていた
・自分は男性なのに男性と恋愛関係を持つことに対する嫌悪感、社会的な禁忌(タブー)性を感じていた
京都Gにおいて、私が男性と出会い嫌悪感を覚えてから、
やはり女装はやめられず・・・
私はもともと好奇心旺盛だったことから、何度か京都Gに足を運んでは…
誰とも出会わない日もあれば、男性と出会うこともありました。
でも、やはり嫌悪感→服を捨てるの繰り返し。
結局、私は春ごろまで、「女装してる自分に対して自己嫌悪」を抱きながら、
それでも女装をやめられない自分と対峙して生活していました。
そして冬が終わり、春ごろ、私はSNSでやりとりしていたとある男性と出会いました。
その男性は高級スポーツカーに乗っていて、服装もシックに決まっていて、
身長も高くて、普通に私のB面(男性)としても「あ、かっけえな」と思わせるタイプの人でした。
(このあたりは「私の女装遍歴シリーズ」で詳しく書くのでここでは割愛♪)
その男性は私のことを「とてもタイプだ」と言ってくれて、その後定期的に会うような関係になりました。
その間恋愛関係というのは一切なくて、ただドライブして夜景を見にいったりごはんを食べにいったり・・・
私はその間は自分が「女」になっていることを体感し、すごく楽しかったのです!
でもやはり自分の中では、「なんでこんな女装なんてしてるんだろ・・・」と思うこともたびたびあり、
やっぱり私は「男のくせに、女の恰好をして男と夜な夜な遊んでるなんて・・・
こんなの絶対大学の連れには言えないな・・・」という自己嫌悪を抱いていました。
その男性とは週に3,4回遊ぶような関係になっていて、
めちゃくちゃ友達としても人間関係が構築されていました。
ある日その男性が「チアキちゃんって、男性と恋愛関係になるの?」と聞いてきました。
それまではそんな会話もほぼなかったけど、私は一気に自己嫌悪モードに引き戻されましたが、
なんとなくその男性に相談してみることにしました。
私「ぶっちゃけ、女装してる自分がイヤになることがあって・・・
でも女装するのはやめられないし・・・
なんかよくわからない」
自分の感情をストレートにその男性にぶつけました。
するとその男性から出てきた言葉が、私の自己嫌悪を炎天下のかき氷のように溶かしてきたのです。
男性「え?女装することは悪いことじゃないじゃん、何を気にしてるの?」
私にとっては青天の霹靂でした。
女装は悪いことではない!!!??
そういわれてみると、それまでの私は、
「女装は絶対に人には言えないこと」「悪いこと」「やばいこと」
という一辺倒な価値観の中でしか生きてきていなかった自分に気づきました。
それまでも小学校~中学~高校と時折、親や友人の目を盗んでは、女装していました。
その間、心のどこかでどこか自己嫌悪を抱きながら・・・
女装なんてやってしまって最悪だ・・・という罪悪感のようなものを抱きながら・・・
でも、彼のその言葉を聞いた瞬間に私の中からすーーっと
女装に対するネガティブなイメージが抜けていったのを今でも覚えています。
私の中で「女装=悪いこと」という思い込みが抜け、
常識が覆った瞬間です。
・女装をしていることに対する嫌悪感、自己嫌悪を感じていた→なくなった
・自分は男性なのに男性と恋愛関係を持つことに対する嫌悪感、社会的な禁忌(タブー)性を感じていた
→どうなんだろ・・・?
女装に対する嫌悪感はなくなったものの、
でも、まだ男性を性対象にするところまではいかなかったです。
しかしその後、私は徐々に男性も性対象に含まれていきます。
慣れてきて、男性に対する許容性が拡大していく
で、結局その男性と遊ぶようになってから3か月くらいたって、季節は春から夏になっていました。
大学2年生の夏頃です。
そのころから男性とは、キスやハグなどをするようになっていました。
しかし、心の中では「うーん、できればしたくないなぁ」と思っていました。
でも、その男性は私のことを「女」として扱ってくれたし、
本当にいろんな場所に連れて行ってくれたので、「キスくらいいか(いやだけど)」という感覚でいました。
すると、人間って不思議ですね。慣れてくるんですよね・・・!
<大学1年冬・女装初期>
私「男性とキスなんてマジで考えられない…」
↓
<大学2年夏>
私「男性とキス・・まぁいけるか」
こう変化していました。
男性と接触することに慣れている自分がいました。
最初は、触れられるだけでその日着ていた服を捨てていた私からすれば考えられないことでした。
その後、接触を繰り返すうちに、恋愛関係にもなりました。
それも男性が言った一言が私の常識を変えたのです。
男性「俺にとってチアキちゃんは女の子なんだよ・・・・
チアキちゃんはそう思えないかもしれないけど、
俺はチアキちゃんを男だと思ったことが実はないんだよね・・・
性別は男かもしれないけど、俺にとっては女なんだよねぇ。。。
わからないよね、この感覚(笑)」
最初は抵抗がありましたが、大学2年生の秋ごろには徐々に女性との性行為とほぼ変わらないモチベーションになっていきました。
(※厳密には少し違うのだが。詳しくはオートガイネフィリア@女装ワールドDeep参照:jsw-deep.com)
<大学1年冬・女装初期>
私「男性とキスなんてマジで考えられない…」
↓
<大学2年夏>
私「男性とキス・・まぁいけるか」
↓
私「男性と性行為・・・まぁいけるか」
↓
<大学2年秋>
私「男性と性行為も、女性と性行為もいける!」
こうなるともう、
・女装をしていることに対する嫌悪感、自己嫌悪を感じていた→なくなった
・自分は男性なのに男性と恋愛関係を持つことに対する嫌悪感、社会的な禁忌(タブー)性を感じていた
→なくなった
男性に対する性対象としての許容性が明らかに拡大しているのです!!!
この変化の過程で私には何が起こっていたのでしょうか!?
【ちょっと小難しい話しますw】最初は男性が性対象でなかった人が男性も性対象になるとき、無意識に女装子さんは「メタ認知」しているのだ!
この章はちょっとだけ小難しい話をしますwwww
「小難しい話はいいから、男性もOKになるってどういうことなんだよ!!!はよ教えろや」
っていう人はこの章は読み飛ばしてOKです♡
結局、私のこの男性に対する許容性が拡大している過程では、
「私はこうだ!→うーんまぁいいか→私は今ここまで広がった→うーんまぁいいか→私は今ここまで広がった・・・」
という「メタ認知」を無意識にうちに行っていたのです!!
・・・メタ認知・・・?
なんかものすごい名前がついていますけど、あなたも普段日常生活で
メタ認知をしまくって生きてるんですよ!?!?
たとえば、こんな会話でも、
あなたは無意識にメタ認知を使ってるんです!
※店名等はフィクションです。
友人があなたに話しかけてきました。
友人「こないだ大阪の女装スポットにいってきたのよ、めっちゃ楽しかった!」
あなた(メタ認知的視点:どこにいったんだろ?楽しかったんだな・・・どこか聞いてみるか。)
あなた「どこいったの?」
友人「満点小町!めちゃくちゃ女装子さんも多くてさ~すっごい楽しかった!」
あなた(メタ認知的視点:小町・・・なんか聞いたことあるなぁ。。。。
そんなに女装子さん多いんだ。でも女装子さんが多いのは東京のフクロウの土曜日もそうだよな・・・
小町のどういう部分が面白ったんだろうか)
あなた「へーーー!!小町に女装子さん多いんだ~、どう言う部分が楽しいの?」
友人「とにかく広い!あとコミュニティスペースも複数個会って本当にいろんな女装子さんとお話できたのよ!」
あなた(メタ認知的視点:そんなに広いんだ・・・!!広いってどれくらい広いんだろ・・・?
広さを何かと比較してくれたらわかりやすいなぁ・・・)
あなた「広いんだ・・・!どれくらい広いの??フクロウと比較してどっちが広いの?」
友人「場所も場所だから単純比較はできないけど、小町のほうが広いかな!」
あなた(メタ認知的視点:そんな広いんだ・・・・楽しかったエピソードを私に伝えてくれるってことは
紹介してくれたのかな・・・よし!ここは同調しておくか!)
あなた「まじか!今度行ってみるわ」
自分の行動(外側)とその行動に対して自分がどう思うのか、どうすべきか、
どう自分の中でとらえるべきか(内側)・・・
など外側の現実と内側の自分の精神をグルグルと出し入れしながら、
人間は行動しているのです!!
メタ認知については、私の別媒体「新時代のじゆう論」でも書いてるので
興味がある方はご覧くださいませ♡↓
要はこれ↓
そしてこれらのメタ認知を行う際、私たちは「メタ認知知識」を使って、
メタ認知を行います!
要は、「こういう考え方もあるんだ!」というメタ認知を行う際の
材料・判断基準のようなものです。
そう!男性とのコミュニケーションで私の常識がいくつか変わっていますよね!
・女装は悪いことだと思ってた→悪いことじゃない!
・男同士が性行為するなんて…→精神的には男女同士の性行為と同じなんだ!!
これらの「メタ認知知識」が私の中に加わり、
私の精神世界=メタ認知してる世界が変わっていったのです!!!
私が↓の状態
<大学1年冬・女装初期>
私「男性とキスなんてマジで考えられない…」
↓
<大学2年夏>
私「男性とキス・・まぁいけるか」
↓
私「男性と性行為・・・まぁいけるか」
↓
<大学2年秋>
私「男性と性行為も、女性と性行為もいける!」
・女装をしていることに対する嫌悪感、自己嫌悪を感じていた→なくなった
・自分は男性なのに男性と恋愛関係性を持つことに対する嫌悪感、社会的な禁忌(タブー)性を感じていた
→なくなった
になる過程において何が起こっていたのかというと!
このように頭の中でメタ認知しながら過程を踏んできたのです。
メタ認知知識は、「女装が悪いこと→女装してても悪くない」という常識が変わったことや、
そして最終的に訪れたメタ認知が…
私が女装してるときは「女」で、
男性は私を「女」だと思ってる。
男性と女性が性行為するのと変わらないじゃん!
違うのは肉体的には男性同士っていうだけで・・・!!!!
というメタ認知にたどりついたわけです!!!!
女装子は「女」で純男(チェイサー)は「男」という認知ができるようになった
結局、なぜ私が男性も性対象に含むようになったのか?
何が心の中で起こっていたのか?
それは、最初のころにはできなかったとらえ方(メタ認知)ができるようになったということです。
<大学1年冬・女装初期>
私「男性とキスなんてマジで考えられない…」
結局自分は肉体的には男性で「男」なんだから、
男性と性行為をするなんて・・・変!!!!!
と思っていたのです。
でも、男性が与えてくれた
・女装は悪いことじゃない!
・男性同士の性行為じゃない!精神世界では男女なんだ!
という知識が…
私の精神世界を変えたのです。
おい!何が言いたいんだ、クリハラ!
もっと簡潔に言えや!!!!
肉体的、生まれた性別、育ってきたジェンダーは男性であった私が、
女装をしはじめたことで、自分が「女」になった。
そして自分という「女」を「女扱い」してくれる男性と出会った。
その男性により、私の中の女装に対する常識を覆された結果…
肉体的、生まれた性別、育ってきたジェンダー=男性を離れた世界で、
私の「女」としての性行為をする頭の使い方ができるようになった!!!
ということなのです。
もちろん、全員の女装子さんがそうではありません。
あくまで私の話です!
でも、実は趣味女装子さんの多くはこういうパターンが多いのです!!!
あと、勘違いしないでいただきたいのが、
女装したからといって男性と性行為しなければいけないなんてことは一切ありません。
もし興味があるならやってみればいいし、一切なければそれでいいんです。
だって性行為という以外にも女装にはさまざまなとらえ方(メタ認知パターン)があるんだもの♡
そのためのさまざまな材料・判断基準の数々(メタ認知知識)は・・・
これからも女装ワールドでドンドン投下していくよん♡
そのうち、このあたりをまとめて分類してみようと思います!!
今回は、私の性対象の拡充に焦点をあててお話ししましたが、
これはあくまで女装をしたことによって広がった考え方の一例にすぎません。
女装をすると、ものごとのとらえ方(メタ認知パターン)が増える。
これだけはこの男性と恋愛関係を持つこと以外の面でも間違いありません。
最後までお読みいただきありがとうございました。