女装メイク講座「ファンデーション」編です。
ファンデーションというのは、お肌を女性らしくするために必要な「お肌のメイク」のこと。要は下地です。
アイメイクや、眉毛、チーク…
お化粧を施す顔に、「お化粧を書くための準備・下地・基礎作り」をするのが、
ファンデーションなのです!!!
家も基礎部分がしっかりしてないと、崩れていきますよね?
メイクも同じ。
ファンデーションがしっかりしていないと、完全にメイクが崩れます!
「基礎」という意味ですね!!
女装メイクの基本中の基本、基礎中の基礎です。
男性の肌と女性の肌、2つを並べて比べると
圧倒的に女性のほうが「柔らかで繊細な」肌をしてるんですよね。
一方男性の肌は「毛穴が目立って雑味のある」肌をしています。
なので女装子さんは、雑味のある肌を柔らかな肌に見せる必要があります。
それに効果的なのがファンデーションの正しい使い方なのです!
そこで、出てくる必須女装メイクアイテムがファンデーション。
女装メイクの9割はファンデーションで決まります。
それほど、ファンデーションは重要な工程になります!!!
今回は女装メイクの必須「ファンデーション」について解説していきます。
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ファンデーションは、目や口紅、チークなど…
これらのメイクを施すキャンバス地を肌に施す重要な基礎メイクです。
ファンデーションを塗って、お肌を「化粧ノリのいい肌」にすることで、
メイクが映えるし、メイクがうまくいきやすくなります!
絶対必要な工程ですよ!!
実は、ファンデーションの形状にも様々な種類があります。
種類によって用途はさまざまです。
乾燥肌や、オイリー(油)肌、はたまた髭跡を隠すため・・・
どれが合うのかぜひご参考にしてみてください!
とくに、肌質の差は男女でかなり大きいので、
女装メイクにおけるファンデーションはかなり重要です。
女装メイクがファンデーションが9割といっても過言ではありません。
それくらいファンデーションは重要です。
・乳化状ファンデーション
・クリーム状ファンデーション
・リキッド状ファンデーション
・パウダー状ファンデーション
それぞれ具体的に見ていきましょう!
下準備。ファンデーションを塗る前に絶対にやること!!!
お肌にいきなりファンデーションを塗りませんよ!!!
ちゃーーーーんと、ファンデーションを塗る前に下準備が必要です。
主に使うのは「化粧水」と「乳液」です。
聞いたことがある方もない方も、この2つは
下準備の必須ツールなので覚えておきましょう!
化粧水:肌にうるおい成分を与える
↓
乳液:うるおいを閉じ込めて肌に膜をはる
この順番です。
化粧水というのは、肌にうるおいと張りを与える成分が入っているので、
それを洗顔した顔にじっくりとなじませます。
なじませた上で、その上から乳液を塗ることで、
そのなじんだ成分を肌から逃げにくいように膜をはって防いでくれるのです。
ファンデーション前の準備!
1. 洗顔する。顔を綺麗に洗う。
2.洗った後、化粧水をなじませる。
3.10分くらい放置して十分化粧水がなじんだら、
乳液を施し、化粧水を閉じ込める。
4.乳液が乾いたら、下準備は完了です!
化粧水も乳液も一番いい商品は「肌研(ハダラボ)」です。
これは間違いありません。
女性人気も、女装子トランス人気もナンバーワンの商品です。
化粧水 | |
乳液 |
しっかりと、ファンデーションのための下準備をマスターした上で、
次、ファンデーションについてみていきましょう!
ファンデーションの種類。肌質にあったファンデーションを選ぼう!!!
ファンデーションの選び方のポイントは1つです。
「あなたの肌質がどんなものか」です。
それによって、選ぶファンデーションが変わります!
「カバー力」っていうのはいかに、元々の肌を隠してくれるか!
ということ。カバー力が高ければ高いほど女装メイクにとっては好都合!
ちなみに、ファンデーションは「ファンデ」と略すことが多いです!
乾燥肌の方におすすめ!乳化状ファンデーション
乾燥肌の方におすすめ
見た目はパウダータイプのファンデーションに似ていますが、
触ってみるとねっとりとした感触があります。
肌に塗った感触がしっとりとしていますが、
肌に塗った後にはパウダーファンデーション状に変わるのがポイントです。
乳化状タイプのファンデーションだけでは汗や油に少々弱い感じがします。
しっとりとした塗り心地があるので乾燥肌の方には結構お勧めかと思います。
オールマイティー!ファンデのオーソドックス!クリーム状ファンデーション
オールマイティー。基本的なファンデーション。
ただし長時間使用による肌荒れ注意です!!!
女装サロン、メイクアップサロンなどで使われているファンデーションといえば、
クリーム状のファンデーションがほとんどです。
(結婚式場で、花嫁さんのメイクをする時もクリーム状のファンデーションを使い分けをしています。)
仕上がりが断然違います。
手軽ではありませんが、仕上がりから言うと、断然に良いのがクリーム状のファンデーションです。
クリーム状のファンデーションを使った場合は、必ずパウダー状のファンデーションをハケやパフで顔につけます。
カバー力がいい!リキッド状ファンデーション
完全に隠してくれて、見栄え仕上がり度は一番。
ただし、肌の負担が大きいので、必ずメイクダウン後のお肌ケア必須。
種類も豊富で、塗り方の手軽さや仕上がりから言うとおすすめです。
カバー力もあり、日焼け止め成分も含まれているので、
「がっつり化粧の日じゃないけど、普通に化粧はしておきたいなぁ」という日には超最適です♪
通常はこのリキッド状ファンデーションの上に、次のパウダーファンデーションを重ねて使用します。
重ねて使用することによりカバー力も強まり、よりきめ細かな純女さんのお肌に仕上がります。
しあげのベール!パウダー型状ファンデーション
カバー力は低いが、肌の負担は低い。
肌の状態がいい方は、このパウダー状ファンデーション単体のみでOKですが、
女装の場合、男性的な肌を隠し切れない場合が多いので、
ただし毛穴や男性的な肌の特徴を隠すにはこれ単体では困難なので、
基本的にはリキッド状ファンデーション、クリーム状ファンデーションを塗った上に塗る併用になります。
ファンデ―ションのつけ方。女装におすすめは、「リキッドファンデ」を塗って「パウダーファンデ」の併用!
ファンデーションのつけ方をご紹介します。
女装におすすめなのはやはり「カバー力重視」のリキットファンデとパウダーファンデの併用です。
男性の肌は女性の肌に比べて、
・毛穴が大きい
・肌のきめが細かくない
・油がでやすい
このような特徴がありますので、
リキットファンデを使用して、毛穴などをカバーするのが一番女装におすすめです!
オイリー肌用なのか、乾燥肌用なのかに分かれますので(※次章後述)、
肌タイプに応じたリキッドファンデを選択するといいでしょう!
そして、リキッドファンデを使用して肌に充分なじませてから、
上からしあげのようにパウダーファンデを軽くつける!
これが一番の女装メイクの王道です。
ファンデーションのつけ方
1.
※リキッド・乳化状・クリームファンデは同様の塗り方です。
肌質に応じたリキットファンデを塗る。
なじませたら…
丸部分に1粒大の少量のリキッドファンデを置く。
そして、顔の中央から外側になじませていく。
うす~~~~~く伸ばすイメージです。
3分くらい時間をおいてなじませます。
2.
パウダーファンデを少しつけてぽんぽんっと
顔全体にベールをかけるような感覚でパウダーをつけます!
スポンジに軽くパウダーをつけて、粉を落とします。
ポンポンッと。手の上でぽんぽんとして余計な粉を落とすイメージ。
そして、図のように顔中央からくるくると
円を描くように全体にパウダーをつけていきます!
ポイントは「少量」です。
ファンデーションっは量ではありません。
量をつけすぎると、肌に悪かったり、
化粧のノリが逆に悪くなったりしますよ。
肌質によって最適なファンデを使い分けよう!オイリー(脂っぽい)肌なら「マット仕上げ」のファンデ、乾燥肌なら「うるおい仕上げ」のファンデを選ぼう!
肌質はおもに、オイリー=脂っぽいor乾燥肌
なのかに分かれます!
この肌質に合わせたファンデを使わないと、
基礎部分がグラングランになっている家と同じような感じになります。
☆オイリー(脂っぽい肌)→マット仕上げのファンデ
☆乾燥肌→うるおい仕上げのファンデ
とはいえ…
じつは、オイリー肌も表皮部分に皮脂が集まっていて脂っぽいのですが…
実はそれは真皮(表皮の奥の皮)の部分にうるおいが足りていないのです。
乾燥肌は表皮にも足りてない状態。
実は、どっちも足りてないんです、保湿が。
なので、最近のリキットファンデは、保湿と皮脂崩れ防止の両方の効果があるので、
最初は細かい部分は、気にしなくてもいいでしょう!!!
「プリマビスタ」と「毛穴パテ職人」は、
女装子ニューハーフさん人気ナンバーワンのファンデーションですよ!
私は、「毛穴パテ職人」を使っています💛
<リキットファンデ>
オイリー(脂っぽい肌) →マット仕上げのファンデ |
|
乾燥肌 →うるおい仕上げのファンデ |
パウダーファンデも同様です💛
<パウダーファンデ>
オイリー(脂っぽい肌) →マット仕上げのファンデ |
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乾燥肌 →うるおい仕上げのファンデ |
|
ファンデーションがすぐ崩れる人のための対策(春夏に多い)崩さないメイクのために。
春夏になると、ドンドン気温が上がって、化粧が落ちちゃう!!
メイクマジックが解けちゃう・・・・!
そんな、汗をかきやすくてメイクが崩れやすい季節におすすめの絶対崩さないベースメイクのコツです。
春夏になると、よく汗をかきます。なので、メイクが崩れやすくなるのは、女装子さんに限らず、
メイクをする女性も含めた全体の夏のメイクの問題です。
厚塗りNG。薄塗りでも効果の高いメイクを選ぶ!
春夏になると、メイク崩れがよく起こります。
その理由は、ご存じの通り、春夏は気温が上昇し、
皮脂や汗が秋冬よりもよく出るからですよね。
そうなると・・・メイクした顔がむちゃくちゃになってしまうのです。
すると、よくやりがちなメイクの間違いが・・・
とにかくメイクを厚塗りしてカバーしようとするんです。
でも、これは春夏のメイクにおいては絶対NGなんです。
春夏に厚塗りすると、それこそ、汗や皮脂でバラバラになる
パウダーの量を増やすだけで、逆効果です。
春夏のメイクは、よく落ちるからこそ薄塗りするのが鉄則です。
え?薄塗りだとカバー力がないじゃん・・・と思うかもしれませんが、
さきほども言いましたが、春夏のメイク崩れは女性にとっても大問題なので、
近年、薄塗りでも十分カバー力のある春夏用ベースメイクは各メーカーから発売されているので、
それを使用すれば十分薄塗りでも、お肌のシミなどをカバーして美肌になれるんです!
制汗ジェルを塗ってからベースメイクをする。
制汗ジェルを塗ってからベースメイクを開始するとはいえ、
ネイティブ男性である女装子さんたちは、女性よりも毛穴が大きい場合が多く、
春夏の汗によるメイク崩れが女性よりも発生しやすいです。
そこで、おすすめしたいのが、「制汗ローション」です。
これは春夏のメイクで私もやってますけど、ハリウッド女優さんやモデルさんたちも
春夏の野外撮影などのメイクの際には、やっている方が多いです。
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汗をはじく「ウォータープルーフ」を選んでもOK
ベースメイクは必ず薄塗りをすることをわかったいただけたら、もう1つポイント。
それは、汗をはじく「ウォータープルーフ」仕様のものを選ぶようにしましょう。
女装におすすめの色は?男性の肌は女性よりも暗めなので、商品表記に注意!
色は「ナチュラルベージュ」か「濃いベージュ」がおすすめです。
なぜかというと、男性の方が女性よりも肌が少し黒い場合が多いのです。
なので、女性向けに作られたファンデーションは、
男性の肌色よりも1段階以上明るくなるように設定されています。
なので、「女性の肌にとってちょうどいい!」は「男性の肌にとっては明るすぎる」
ということになりがちなのです。
なので、男性が女性用ファンデーション商品の表記と、実際に肌につけた場合の発色が
イメージが違うことはよくあります。
そうなると、ファンデーションの色を間違うと「ファンデーションの色だけが浮いて白塗りのようになる」
場合がありきわめて注意が必要です。
なので、多くの女装子さんにとっては、「ナチュラル~濃い」くらいの
「暗めのファンデを使う」というイメージでちょうどいいくらいになることが多いのです!
※オークルというのはファンデの色のこと
超色白の人向け 商品表記: 明るめのオークル 美白オークル |
色白~普通 商品表記: 普通のオークル ナチュラルオークル |
普通~色黒 商品表記: 暗めのオークル 健康的なオークル |
女装子さんの多くは、ライトベージュは似合いません。
色白になりたいからと、ライトベージュを選択される方が多いですが、
それだと「ファンデーションの白さだけが浮いてしまい非常に不自然な白塗り」になってしまいます。
ライトベージュは女性の中でも色白な方が選択します。
女性よりも男性のほうが多くの場合色黒です。
なので、真ん中のナチュラルベージュか一番右の重いベージュを選択するのが、最適なのです。
ファンデーションの色に迷ったら「濃い・暗めのベージュ」を選択するのが一番失敗しにくいです。
初心者のよくあるミス!
ファンデーション初心者のよくあるミスを書いておきます!
塗りすぎ、つけすぎ。ファンデーションは量じゃない!
ファンデーションはつけすぎなくてOKです。
つけすぎはむしろ、肌にも、化粧のノリにも悪影響しかありません・・・
イメージは、うす~~~~~~~~~~~~~く伸ばすイメージです。
ここに本当に1押しくらいの小さな粒を出すくらいの感覚です。
↑の上のほうに置いて、うす~~~~くのばせば、ファンデーションは十分カバー力を発揮してくれますよ!
厚塗りしすぎると「崩れやすい」「不自然」「肌にも悪い」など、いいことが何1つありません。
「白い美肌」が正義じゃない!メイクにおいて大事なのは「自然になること」。白塗り不自然パターンはかなり多いので注意
ファンデーションの色の章でもお話ししましたけど、世の中の「白い美肌」はあくまで女性基準です。
女性ですらたまに白塗りで不自然すぎる人がいますけど、男性の肌で、白いファンデーションはマジで不自然になる可能性が高いです。
メイクしていくうちに、自分にとっての自然な色がわかるようになると思いますが、
「濃いめ」「健康的は肌色」「暗め」のファンデーションが無難ですし、それが一番似合う場合が多いですよ!
下準備を十分せずにファンデーションを行う
洗顔→化粧水→乳液の下準備を一切行わずにファンデーションをする方がたまにいますが、
これはもう、地面に草がボーボーだったり石ころが転がってる状態の場所に、
家の基礎をたてるようなものです。
崩れやすいし、発色もよくなかったりします。
必ず、「下準備」を行ってから行いましょうね!
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まとめ:ファンデーションはメイクの基本!しっかりとマスターしましょう!
マジでファンデーションは重要です。化粧の基本、基礎です!!!
ここが崩れると、メイクも崩れますよ…絶対押さえておきましょうね!
ファンデーションのつけ方
0.下準備を行う。
洗顔→化粧水→乳液
1.
※リキッド・乳化状・クリームファンデは同様の塗り方です。
肌質に応じたリキットファンデを塗る。なじませたら…
丸部分に1粒大の少量のリキッドファンデを置く。
そして、顔の中央から外側になじませていく。
うす~~~~~く伸ばすイメージです。
3分くらい時間をおいてなじませます。
2.
パウダーファンデを少しつけてぽんぽんっと顔全体にベールをかけるような感覚でパウダーをつけます!
スポンジに軽くパウダーをつけて、粉を落とします。
ポンポンッと。手の上でぽんぽんとして余計な粉を落とすイメージ。
そして、図のように顔中央からくるくると円を描くように全体にパウダーをつけていきます!
※星は利用者数・人気度女装ワールド調べ。各サービス等を決定づけるものではありません。