そういえば「女」だけど戸籍上は「男性」の女装子・ニューハーフ・トランスジェンダーたちは
男風呂に入るの?女風呂に入るの?
趣味女装子さんが銭湯にはいるとき、女装状態だったら男湯入れるの??
などなど、女装子ニューハーフさんの銭湯温泉利用時に起こる問題3つとその対策・各温泉施設のよくある対応ついて書いてみました。
ぶっちゃけ、女装子男の娘ニューハーフGIDさん、トランス女性は公衆浴場=温泉や銭湯で、どっちに入るの?法的にはどっちに入るべき?
心の性別に従って戸籍上男性でも女性風呂に入れるの?トランス女性は温泉銭湯を利用するときのよく起こる問題3つとその対策法などを書いてみました!
戸籍上男性であれば男湯に入ること。女湯に入るのは建造物侵入罪の要件になる。
言うまでもありませんが、大前提として、法律上では、
公衆浴場・銭湯・温泉において、戸籍上男性であれば、女装子さんでもニューハーフさんでも
全トランスジェンダーはその見た目のパス度に関係なく、男湯に入らなければなりません。
よく女装ハレンチ事件でも「女装した容疑者が女湯に侵入して盗撮」という案件を目にしますが、
その容疑は「建造物侵入罪」。
つまり、「女性のみが入れると施設が定めている場所に、合理的な理由がなく侵入することは違法」なのです。
なので、どんなに見た目が女性の完パス女装子ニューハーフさんであっても、
女湯に入ることは、法的には違法となるわけですが・・・
銭湯温泉というのは、公共の場所で、多くのマジョリティたち(ノンケさんたち)が利用する場所なので・・・・
以下の3つのような問題が女装ニューハーフの銭湯温泉事情では存在します。
【問題となりうるケース1】完パストランスジェンダーが男湯に入ることで、他男性利用者たちが困惑する
どこからどう見ても女性!
あるいは、「男性といわれなきゃ正直女性に見えるレベル」のいわゆる完パストランスジェンダーが
法律に従って男性湯に入るとき、他の男性客が困惑してしまうという問題です。
そりゃそうです。男性客からすれば、「男湯に女性がはいってきた!!!???」
となるわけですから、かなりあせりますよね。
このような場合、ほとんどの場合、完パストランスジェンダー本人が
「男性なので」などと場を温めたり、言葉をあえて発することで「男性である」アピールをしますが、
他の男性客たちは目のやり場に困るみたいです。
法的には何ら問題のない行為なのですが・・・
施設によっては「入湯拒否」される場合があるそうです。
理由は「ほかのお客様のご迷惑になるから」だそうです。
知り合いのニューハーフさんも完パスレベルに女性の容姿を持っていたため、某温泉で入湯拒否されたことがあるそうです。
法的には入湯拒否は、「公衆浴場法」に規定されているそうですが・・・
もちろんニューハーフさんだから女装者だから入湯拒否できるという法律はないので、
女装子ニューハーフという理由だけで入湯拒否はできないのですが、
「ほかのお客様がびっくりしてゆっくりお風呂に入れないから入湯拒否」というのは、一定の合理性が認めれる可能性があります。
【問題となりうるケース2】完パストランスジェンダーがばれずに女湯に入浴できてしまう
完パストランスジェンダーが女湯を利用しても、他の女性客にばれずにそのまま入浴できてしまうこともまれにあります。
この場合、ほかの女性客にばれていないので、女性客に不快感を与えることもなく、
誰にも迷惑をかけていないので倫理的には許されるかもしれませんが、一応法的にはNGです。
また、どれだけ完パスな女装子ニューハーフさんでも、女性のリードの目はものすごく鋭いため、
誰かひとりでも女性客に「もしかして男性では?」と気づかれ、施設に通報されればアウトです。
やはり、戸籍上男性であれば、女性風呂を利用するべきではないでしょう。
ただし、例外があります。
完パス過ぎて、むしろ温泉銭湯の管理者・スタッフから「女湯に入湯してください」と指示される場合です。
この場合は、法的にも問題なく入湯できます。
「建造物侵入罪」は「管理者の意図しない侵入」に対する
罪なので、(要は「女湯」って施設が設定してるのに男性が入るのはおかしいってこと)
施設に指示されて女湯に入る場合は、戸籍上男性であっても建造物侵入罪にはあたりません。
【問題となりうるケース3】女装した男性が男湯を利用するとほかの男性客が困惑する
女装子さん同士での旅行や、トランスカップルの旅行などで、
女装子ニューハーフさんが女装状態で男湯を利用して、男湯内のほかの男性客が困惑する場合です。
ケース1とよく似た事例ですが、ケース1は「完パスの場合」ですが、ケース3は
「女装者だとバレてるんだけど、女装した状態で入湯することで不快感を与える可能性がある」という問題です。
この場合も、1.と同様、戸籍上男性が男湯を利用するわけなので、法的には何の問題もありません。
しかし、1.と同様、施設によっては入湯拒否される場合があるそうです。
しかし、1.と異なる点は、どう考えても女性というほどの完パスレベルではないので、
女装状態でないのであれば、すなはちB面に戻るのであれば入湯OKという条件付き入湯許可を出す施設がほとんどだそうです。
戸籍上「男性」の「女」が確実に入湯する方法とは?
ここまで、3つのトランスジェンダー銭湯事情におけるよく起こる問題をあげました。
・ケース1:完パストランスジェンダーが男湯に入ることで、他男性利用者たちが困惑する
・ケース2:完パストランスジェンダーが女湯に入ることで、違法状態でありながら、女性に気付かずに女湯に入れてしまう
・ケース3:パス度に関わらず、女装した男性が男湯を利用すると他男性利用者たちが困惑する
結局、戸籍上男性である以上、男湯を利用することが法的リスクはもっとも低いのですよ。
とはいえ、法的には問題がなくとも、どのケースにおいても、入湯拒否される可能性があるわけです。
トランスジェンダーが温泉銭湯を楽しむもっともよい方法は、
入館時に番台の人やスタッフ、管理者に「戸籍上男性の女装者」戸籍上男性のトランス」であることを入湯前に自ら伝え、指示を仰ぐことです。
施設側としても、問題が起こる前にきちんと自己申告してもらえるほうがありがたいし、人として信用ができると思うはずです。
正直、どうなるかは施設によって異なります。
・一番多い入湯パターンは、「女装状態でなければ入湯OK」
・次に多い入湯パターンは、「男湯利用であれば何も言われない」
・次に多い入湯パターンは「入湯拒否」
です。
入湯拒否された場合、それを無視して入湯すれば「建造物侵入罪」に問われる可能性がある
場合によって「入湯拒否」された場合は残念ですが、仕方なく、その施設での入湯をあきらめるしかありません。
さきほど、ケース1で少しふれた「公衆浴場法」では、
トランスジェンダーであることを理由に入湯拒否できる要件はないのですが・・・・
「ほかのお客様の迷惑になる可能性がある」と施設管理者が判断し、入湯拒否された場合、
それを無視して入湯すると、「建造物侵入罪」に問われる可能性があるのです。
実は、そんな判例があるのです。
出典元:読売ニュース
福岡県警捜査4課と朝倉署は11日、入れ墨があるにもかかわらず、
「入れ墨お断り」の看板を無視して入浴したとして、容疑者(54)を建造物侵入容疑で逮捕したと発表した。
同県警によると、同様のケースに建造物侵入容疑を適用するのは、極めて珍しいという。
温泉施設も合理的理由があればお客さんを選ぶ権利があるのです。
そして、その施設の「入湯拒否」の意思表示を無視して、強引に入浴すれば「管理者の意図しない侵入」となり建造物侵入罪に問われる可能性があるのです・・・。
こころの性別・見た目関係なく、戸籍上男性が女性風呂に入浴することは極めて逮捕リスク上昇中
残念ながら、「戸籍上男性である時点で法的には女性風呂に入ることは許されない」のです。
例外的に、施設管理者が許可した場合を除いて。
これが基本です。例外はありません。
絶対に逮捕されたくないのであれば、必ず施設管理者に支持を仰ぐこと。
勝手な行動で逮捕されても、出入り禁止になっても文句は言えません。
しかも、「女装者が女性風呂に入って逮捕」事件はまぁまぁあるので、
施設側も利用者側もかなりナーバスになっているのが現状です。
「あ、この人男じゃない・・・?」と思われた瞬間に、施設側に許可をもらっていなければ
戸籍上男性であれば終わります。パス度や見た目・こころの性別は一切関係ありません。
しかも、生物学上の特徴で女性(純女)さんはかなりの確率でリードしてきます。
「自分の価値観では完パスだから、女性風呂でOK」という勝手な判断ほど、
迷惑がかかる・逮捕リスクが高い行動はありません。十分注意してください。
こころの性別も女性のトランスジェンダーの中には「ただ社会的に女性だと認められたお風呂に入りたいだけ」
という人が大半なのですが、一部の「エセGID」のハレンチ事件により風評被害を受けているのは
非常に残念なことですが、社会というのはどうしても「寛容と不寛容のバランス」が非常に難しいのです。
今のところ銭湯に関しては「不寛容である」というのが現状です。
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”「ほかの温泉では女性で入浴させてもらえた」だから全施設でOK”というのは間違い
「ほかの温泉施設では女性で入浴できたんだから、全施設・全温泉でOK」というわけのわからない論理を
展開する方が稀にいますが、間違いですよ。
冷静に考えてくださいね。経営者、運営会社が違えば方針はそれぞれ違うのですよ。
100歩譲って、チェーン店のスーパー銭湯では通用するかもしれませんが、
基本的に1店舗1許可制です。
違う銭湯に行くのであれば、その都度許可をとるようにしましょう。
私が女装して銭湯に行く場合の対処法
基本的に私は戸籍上男性なので、絶対に女性風呂には入りません。
それがルールだから。それが国民国家のルールだから。
自分勝手な判断で迷惑をかけるのはこの国「自由主義」の根底を覆す行動になります。
もちろんルールを変えることは大事ですよ?
でもルールを変えるには、ルールに従いながらルールを変える必要があります。
これが私たちが生きる日本国、あるいは自由主義の国の根本的ルールです。
だからこそ提示しているのが「施設管理者に相談する」ということなんです。
あくまで私の経験上ですので、これをやれば絶対に大丈夫ということではありません。
入湯時「女装しているけど男性用風呂を使ってもいいですか?」と許可を仰ぐ
施設管理者、番台の人も人間なんですよ。
こちらから申し出て「女装してるけどちゃんと男性風呂入ります」と宣言すれば
たいてい許可してもらえます。
「あ、この人は信用できるな」と思ってもらえるからです。
私自身、女装状態で銭湯に入ったことは20回以上ありますけど、この方法で拒否されたことは一度もありません。
結局、仕事でもなんでもそうですけど「信用が一番大事」です。
「女装してたらダメ」と言われるパターンは、こちらから言わないで入る場合がほとんどです。
「女装していると入れないのでトイレ等で着替えてください」などと言われる場合もある
こんな場合もあります。
事前に申し出た際「女装しているのであればちょっとほかのお客様が混乱なさいますので、
女装状態を解いてから入湯願います」と言われる場合もあります。
この場合はきちんと指示に従いましょう。
この指示を無視して入湯すると最悪の場合、先ほども言いましたけど逮捕されます。
こういわれた場合はもはや自分の価値観の判断になりますね。
女装してたいモチベーション>温泉に入りたいモチベーション
→入湯しなきゃいい
女装してたいモチベーション<温泉に入りたいモチベーション
→女装を解いてから入湯すりゃいい
これだけの話です。
世の中というのは自分1人で回っているわけではありません。
色んな人がいて、絶妙なバランスで成り立っています。
施設管理者の判断で「女装はNO」と言われたのであればその場では従いましょう。
その判断に不服があるのであれば、別途抗議するなりすればいいのです。
繰り返しますが「判断を無視して入湯」は最悪の行為です。
銭湯の着替え場所でお化粧をしてもいいのか?
基本的にこれもNOでしょう。
できれば事前に許可を得ておきたいことろです。
もちろん施設管理者がokを出せば堂々と化粧してokだと思います。
だから私は基本的には、銭湯施設を出てからの車の中や、
「浴場を出てからのトイレ」などでメイクを行うようにしています。
それで注意されたことは一度もありません。
女装子ニューハーフ温泉事情に対するみんなの反応
・私の知り合いのニューハーフも何人かスーパー銭湯で入浴中にスタッフに「すいません女性の方はちょっと」と拒否されたことがあります。
もちろんスタッフはニューハーフさんだとわかって「女性の方は」と声をかけたそうです。
配慮があったみたいです。別のニューハーフさんの話だと「迷惑なんで」とつんけん返された方も。完全に銭湯によって対応が違うみたいですね。
・私はニューハーフさんがはいっていてもなんとも思いませんが、女性の中には
「え・・・?」ととまどう方もいるので、ニューハーフさんが女性風呂に入っていいかどうかは微妙ですね・・。
ちなみに大阪のスパワール○では、ニューハーフさんは女風呂はおろか、男風呂にすら入れないみたい。ウワサは本当なのかな?
・女装子さん好きとしては女装子さんやニューハーフさんが男風呂にはいってくると興奮しますが・・・ほかの男性たちは戸惑うでしょうね
女装ニューハーフTGの銭湯事情まとめ
・戸籍上男性の女装子ニューハーフさん・トランスジェンダーが男湯に入湯することは法的に何の問題もない
・しかし、やはり見た目が女性、あるいはそのように装っているため、以下のような3ケースの問題が起こりうる。
・ケース1:完パストランスジェンダーが男湯に入湯し、男性客が困惑する
・ケース2:完パストランスジェンダーが女湯に入浴できてしまう
・ケース3:女装状態に男湯に入湯しほかの男性客たちが困惑する
・場合によっては入湯拒否される場合がある
・ケース3のような場合、B麺状態に戻れば入湯OKとする施設もある
・基本的に女装状態で温泉銭湯に行く場合、事前に管理者やスタッフに申告し指示をあおいでから入湯するのが一番よい。
・入湯拒否された場合は、無理に入湯してはいけない。
基本的に管理者が許可を出せばOkなので、事前に相談の上入浴しましょう。
ただし、戸籍上男性が男風呂を利用することを拒否することに何の法的根拠もないので、男風呂を利用することはよいと思います。
「建造物不法侵入」において女装状態で何かあったときには、
ニュース沙汰になり「実名報道されるリスクも十分にある」ので、
女性風呂を利用する際は、絶対に事前の管理者への相談は必須です。
基本的には、戸籍上男性であれば、男性風呂を利用すること!!
女性風呂を利用することは、法的には完全にアウト。
みなさま、いい湯ライフを♡湯っていいよね♡