女装をして名前を持つ事の危険性は、女装という行為(DO)が行為の枠を超えて新しい在り方(BE)を生み出すからである。
勿論前回のBLOGで全ての男性が女性性を内面に持って(HAVE)生まれている事をお伝えしましたが、アタシ達は女では無いのです。
「女装はAB連動が大事」
これはクリハラ局長がいつも言っていることですが、
それを今回私が心理学的アプローチで解説してみました!
■アソシエーションのし過ぎで取り残される男性性
勿論そんな事はアタシがいわなくても、皆さん自明の理だと思いますが、
女装を深く楽しむ本質にはその女性性に在り方として深く入り込んでいく事にあります。
この自分の全体性の部分に深く入り込んでいく事を心理学用語でアソシエイトといいます。
アタシ自身新しいクノタチホという自我を生成した事で改めて自分の女性性に対しての俯瞰位置をコントロールする事の重要性と、
自分の全体性を見失わないという事の難しさというのを肌で感じました。
アタシは私という全体性の一構成要素でしかないのです。
アタシという意識は抑圧してきた反動で女装を始めた時の解放感で、
それこそが自分の全体性の全てだという錯覚をおこしてしまう程でした。
もちろんニューハーフさんや性転換までされるGIDの方のように女性性にアソシエイトする事にコミットされて女性より女性らしくなられている方は素晴らしいと思います。
それは自分の全体性を捉えた時、それこそが自分の本質であるという自己認知の基にみつけた在り方なんだと思います。
男から女に性転換するという事は、男の魂は内なる存在と化す訳です。
3年間、男と女の在り方を半分、半分ぐらい繰り返してみて気づいた事は自分の中のジェンダーバランスの造形をきっちり整える必要があるという事です。
アタシ女装をした事で今までより女性性は成熟しました。
なんせ3年間もそこにフォーカスをあててきたのでその代償に男性性の成熟が著しく止まりました。
クリハラ局長の定義する女装沼に片足を奪われそうになった時期もあります・・・
「女装って面白いけど怖いな…」と実感したのはこの時です。
■両性を磨く覚悟。AもBも!
女装沼にはまる心理構造は女性性という部分的自我の全体化という自己催眠に陥るという事にあります。
それほどまでにオンナの自分を体験するという行為は言葉に出来ないぐらいの解放感があるのです。
言い換えると自己の全体性を創造するにあたって適切な役割を女性の自分に持たせてやるととても人生にプラスの効果があると思います。
アタシは女装3年目にある覚悟をしました。
それは「両性性を磨いていく」という覚悟です。
魅力的な女装家の在り方をそこに見出しました。
クリハラ用語でいうと「女装のAB連動」でしょうか。
女を装うのが女装なので
どんな男性が
どんな女性像を
どのぐらい装うのか
そのコントラストに価値がある趣味というのがアタシの持論であり新しいチャレンジになります。
クノタチホというアタシにアソシエイト(入り込む)する事も
ディソシエイト(抜け出す)する事も楽しめるように鍛錬していきたいと思います。
皆さんは女の自分とうまくお付き合いできていますか??
アタシは少し男の自分にわがままを言い過ぎたと反省しています。
でももっと可愛くなりたい、これからも女性性を大切にしたいという願望に許可をもらっています。
もしジェンダーバランスの変化が人生にマイナスの影響を及ぼしていると感じたなら
改めて自分の全体性を見つめ直してみる事も大切かもしれませんね。
春夏になると、公園開きがはじまり、 各地の女装コミュニティでは、 女装子さんや純男さんたちが出会いやお話しを繰り広げています。 そうすると女装遊びが楽しすぎて、 ついつい、毎日いってしま ... 女装で社会生活が破綻したり、仕事をやめたり、 B面(男性)の人間関係が希薄になったり、 離婚したり・・・ 女装で人生を破綻・あるいはいろいろなものを失うこと「女装沼にはまる」と言います。 女装が楽しす ...
連日女装遊びを落ち着ける3つの方法。女装が楽しすぎて止まらないけど止めたいあなたに。
女装で人生破滅!? 女装沼にハマる10段階。危険なステージ・段階別解説