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私の女装遍歴 連載コラム

私の女装遍歴(15)女装に対する自己嫌悪を抱いてしまい、女装をやめてしまった



前回、女装して初めて男性と対面し、「気持ちが悪い」と思ってしまい、
着用していた服をすべて捨ててしまった私。

「女装している自分はやっぱり気持ちが悪い」と思うようになってしまいます。
でも、「女装したい。。。」という欲求は無限にわいてきます。

結局、私はまた女装をすることにしたのですが・・・

女装なんてしない!と思ったのに、女装したい!と思っちゃう

結局女装して初めて京都某所で男性と対面してから家に帰り、
その日着ていた服を捨ててしまいました。

男に触られた服なんてマジで気持ちが悪い・・・

そう思ってしまいました。

もう、女装なんてしない・・・
やっぱり気持ちの悪い趣味だ。
女装なんてやめたほうがいいんだ・・・。

そう思いました。

そう思った夜でしたが、次の日になると、なぜか女装欲求がわいてくるのですよ・・・

街中や大学で自分の好みの女性や、女性の恰好を見てしまうと、

あぁ。。。女装したい!!!!

となってしまう自分がいるのです。
それでも「女装したい!!」という自分を押さえつけて生活しようとするのですが、
結局、ネットサーフィンをしていると広告が目に入るわけですよ。

あぁ。。。駄目だ。。。。

ニッセンで女性用の服を購入してしまう自分がいました。

私は大学生活の時にもブルマーを持ってきていたので、

私の初女装は小学生のころにはいたブルマーなのだ!

【私の女装の原点】私の女装遍歴(1)0年目編。初めてブルマーをはいたあの日。 #女装

女装歴10年を迎えているクリハラですが、 その遍歴を振り返ってみたいと思います。 女装何年目にはだいたいこんな経験を・・ ...

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ニッセンからお洋服が届くまではブルマー女装を室内で楽しんでいました。

室内で女装をしていても、女装で外出したときのドキドキ感や、
「こんなことをしてるんだ・・・・」という背徳感の味を覚えてしまった私は最早、
室内女装なんかで満足できないようになっていました。

結局、「女装なんてしない!」と思っても、自分の心の奥から湧いてくる女装欲求は
止めることができません。

そして、ニッセンからお洋服が届くと、もう私は、はらをすかせた犬のように
鼻息を荒くして、届いた段ボール箱を急いで開けるのですよ。

あぁ・・・服だ・・・・

服が届くと、私はその日の予定をすべてドタキャンし、再び女装メイクをそろえるために近くの100円ショップに向かいました。

また前回と同様、お客さんがいないのを見計らってすかさず、
ストッキングとメイクを買い物かごに。
まるでもう忍者のような素早い動きで・・・

クリハラチアキ
いつまでたってもこの恥ずかしさは抜けきらないなぁ・・・
女装してるときはいいんだけど、B面(男性)の状態で
ストッキングとか女性モノを買う勇気がない・・・( ;∀;)

購入完了し、ワクテカしながら家へ戻ります。
そのときのルンルン気分って本当にものすごいものがありましたね・・・。

本当い道端に咲いてる花、その下をはうアリさん、
すべてのものが愛おしく見えてきて、
この人生、ありがとう!この人生、最高!!!
「調子に乗っている奴の例とはこれだ」みたいなくらいに、
本当にスキップしながら家路を急いでいたのを覚えています。

そして、メイクを完了し、ストッキングに足を通し、
チアキちゃんが出来上がります。

また私・・・女になっちゃった・・・

こうなるともう、女装のことしか脳内にはありません。

どんな景色を見ようとも、私の目を通して脳内に届けられる景色は
「女装をはやくしたい!女装で早く出かけたい!」それだけです。

完全に女装初期の「どんなことをさしおいてでも女装したい!!!」
という「女装暴走機関車状態」になってしまってたわけですね・・・・

そしてまた前回と同じ京都某所まで歩いていくことにしました。
相変わらず、女装した状態の女の自分で外に出るときのワクテカ感は何とも言えないものがありました。

やだーん♡ドキドキするぅ。。。。。(*´Д`)

自分の部屋を出て、マンションの敷地を出て、道路に出ます。

すーーーっと自分のストッキング脚をなでる風。
女の私で、外の世界に出ていく高揚感。
脳内はもうグワングワンです。

そして、京都某所までの道を前回と同様、人目を避けるように通っていきます。

きゅーーーーっ!!!

どこかで聞こえる自転車のブレーキ音が「どこかに人がいる」ということを知らせ、
ドキドキ感に拍車をかけます。

ぴっぴーーーー!!!!

どこかで聞こえる自動車のクラクション音が「私は今女で外界にいる・・・後戻りはできない」
ということを現実感としてダイレクトに伝えていきます。

前回、男性と会ったことで嫌な気持ちになってしまったのもあり、
掲示板には書き込みをせずに京都某所に向かっていました。

そして、京都某所の門の前に到着。
相変わらず、門の先の京都某所内は怪しい暗闇に包まれています。

男のままだったら、深夜にこんなとこ絶対こないわwww

そう思いながら、ストッキング脚の私は、砂利のしきつめられた
京都某所内へ足を踏み入れていくわけです。

 

再び出会った前回と同じ男性が現れる

足を進めていき、京都某所内の女装子さんが集まるスポットへ到着すると、
人がいました。

暗がりなのでよくわからなかったのですが、向こうから人が歩いてきます。

「こんばんは」

男性の声がします。
前回の「男性、マジ無理だ」という記憶が蘇るものの、
女装の高揚感のほうが打ち勝ち、女の私も挨拶を返します。

「こんばんは」

声を若干上げながら、少しでも女性の声だと聞きとられるように、
普段の声だと考えられないほどのか細い声で答えました。

近づいてみると、その男性は前回出会った男性だったのです。
そうです。私が触られて「やめろや!」と声を若干荒げてしまった男性でした。

「チアキちゃん、くるかなーと思って、あれから毎日きちゃってるんだよ」

男性はそう言いました。

私はその時、女としての自分がすごく女扱いされているかのような気分になりました。

自分が男性の時、気になる女性がいると、ふと目で追ってしまうことがありました。
気になる子、今日はくるかなぁ・・・?

男性のときに自分がやっている行動を、今度は女になった自分が、
男性にされているのです。

 

私、今、女になってる・・・・

そんな高揚感でまた脳内がグワングワンしました。

私は脳内の喜びを男性に悟られないように、

そうですか、ハハ」

とわざと「そんなに気にしてないよ」「これは愛想笑いだよ」とわからせるように
反応しました。

すると、男性はまた、私のことを触ろうとしてきます。
男性の手が私の足に伸びてきます。

きもい・・・・

私はまた嫌悪感を覚えてしまいました。

でも、声を荒げたりするのはもうよそうと思っていたので、

「ごめんなさい。そういうの苦手なので」

と優しく断りました。

 

男性はそれでもしつこく触ろうとしてきます。

「いいじゃん、かわいいね・・・」

その男性の目は、まるでいやらしい何かを発見した、
ねっとりとした気持ちの悪い目つきでした。
私の中の嫌悪感はさらに増幅していきます。

嫌悪感が、女装の高揚感を飲み込み、また私は、

「帰ります・・・」

そう言って、わずか滞在時間10分ほどで京都某所を帰っていきました。

 

 

女の私に同居する2人の私「女装いやだ」「女装したい」。結局私は女装をやめることにする。

私が行っていた京都某所は、女装界の中でもアンダーグラウンドな場所で、
どうしてもアダルトな要素がつきまとうような場所でした。
今になると、そのすみわけはよくわかりますけど、当時の私にとってはそんなことがわかるはずもありません。

女装って、そういう世界なの・・・・?

そう思ってしまった私は、また自己嫌悪のようなものに陥ってしまいました。

男なのに、女の恰好をして、深夜に公園のような場所に行って、
見ず知らずの男性に性的な目で見られて・・・
何をやってるんだ、私・・・

こんな自己嫌悪に陥ってしまったのです。

と同時に、こんな感覚にもなっていました。

もし触られていたらどうなるんだろう・・・?
私が女として男にされたらどうなるんだろう・・・?

女になった私が男性と関係を持つことに対する興味も同時に沸いてしまっていたのです。

元々男で生きてきた私が、自分の中の女を産み、
その女の私の中に「女装気持ち悪い」と思う私と、
「女装した私を満喫したい」と思う私の2人が同居する事態になっていたのです。

女装をしたことで、男性に対する嫌悪感のようなものが生まれ、
それと結び付けて「女装が悪い」と脳内で変換して認識するようになっていました。
と同時に、「もしあのまま男性と関係してたらどうなってたのだろう」という、
「女装をしてまだ見ぬ世界への好奇心」も認識していました。

でも、またその夜、私はせっかく購入した服をまた捨ててしまいます。

やっぱり、気持ち悪い。
女装やめよう・・・

さすがに2回同じような経験をすると、そこから女装することがなくなってしまいました。
大学1年生の冬のことです。

ちょうど、その時期から大学の後期テストが始まる時期でもあり、
レポート作成や、論文作成のための読書用の書物が貯まりまくっていたため、
そこからは割と学業に専念するようになり、
女装を2回連続でぱぱっと行った後は、しばらく女装から離れることになったのです。

女装って、やっぱりダメだ。

 

そう自分を納得させ、女装なんて趣味、やっぱり不健全だから辞めよう。

どう思ってしまっていたのです。

結局、春休みになり、2か月時間が有り余る期間になっても、
私は一切女装をしませんでした。

大学2回生の春のある出来事をきっかけに、女装熱が再燃するまでは・・・

 

 

女装初期の嫌悪感は仕方がないけど、それでもって女装のすべてを否定してしまうのは時期尚早

このエピソードについてふと思うのですが、女装をし始めたときにアダルトな側面ばかりを見てしまい、
「自己嫌悪」や「嫌悪感」にさいなまれて女装をやめてしまう人も一定数いるような気がします。

今でこそ、女装=ノンアダルトな要素もかなりポップカルチャー化してきていますが、
それでも地方部では「女装スポット=公園」と地域もまだまだあり、
アダルトな要素とは切り離せない場面や環境で「女装の第一回目」を開始する方もいるでしょう。

女装はもうノンアダルト時代になってる!


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しかし女装というのは、やはり人生の解放が実現できる行為であり、
「一時のマイナスな出来事」だけをもってそのすべてを否定してしまうのは
時期尚早かな、と今にって思います。

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結局「男なのに女装する」ということ自体が「女々しい」「気持ちが悪い」という
固定観念(ステレオタイプ)をひきづっている人々は今でもまだまだたくさんいます。
旧時代のジェンダーに縛られて、「男が女の恰好するなんてオカマじゃん!!きもい!!」
と思ってしまう層は、実は高年齢層の中に多いのです。若年層の中にもいますけど!

しかし、そんなことは一切ありません。

女性が旧時代のジェンダー観では「男らしい」側面を前面に押し出してきてるように、
男性が「女らしい」側面を出してもいいわけですよ、どう考えても。

女性が筋トレをすると「健康でいいね!」となるのに。
男性がメイクをすると「気持ち悪い」というのは、どう考えても
「男ジェンダー」に縛られた偏った考え方だと思いますよ。

女装初期で「やっぱり私ってキモいかも」「女装なんてしてるなんて自己嫌悪・・・」
と、万が一あなたが思っていたら、その考えは捨ててくださいね♡

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引き続き、私の女装遍歴シリーズでも、
私が女装に対して自己嫌悪を持っていた→それが一気に亡くなる出来事

もエピソードの中で出てきます!お楽しみに♡

結局、2回連続で女装をして、やっぱり女装をやめる・・・
女装は気持ち悪い・・・
と思ってしまった私。

その時、大学1年生の冬のこと。
春休みになっても女装をせず、このまま私は女装をやめてしまうのか!?!?

しかし、大学2年生の春のある出来事で、
私の女装熱はまた一気に爆発してしまうことになったのです。

次回に続きます。






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