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女装ライフハック/気づき/発見

趣味女装は時間制限があるから面白い。私はフルタイム女装したけどすぐ飽きた。



趣味女装子さんたちは、B面生活の隙間時間で女装(A面)での女装遊びを楽しんでいるわけです。

すると、あ~~~ずっとこの女装してる時間が続けばいいのに…
とか、
あ~~B面メンドクセ
とか、
フルタイム女装してるほうがいいのにな~~~

と思う人がいます。

しかしGID以外の多くの趣味女装子さん、とくにAG系の女装子さんにとって、
女装は制限があるからこそ面白い
んです。

私はフルタイム女装実験でそれを痛感しました。
私がフルタイム女装をしてみて感じたこと。
制限ある女装にとって何かポジティブな発見をしてもらえたらうれしいです💛

フルタイム女装をした方がいい人もいます。フルタイム女装という選択肢そのものを否定しているわけではないので要注意!!

女装が楽しすぎて、男性モードの仕事や社会に戻るのがつらくなる

女装コミュニティで女装して人と関わって遊んでると、
とにかく楽しいじゃん!

あーーー女装をずっとやってりゃ
どんだけ楽しいんだろwww

と。

すると中には、「フルタイム女装化欲求」ってのが出てくるわけ。

このまま女装してずーーーっと生きれたら最高だろうな。。。

あれ・・・・?男性モードいらないんじゃね??
女装で仕事もできる場所も最近増えてるし。。。。

制限のない女装を楽しみたい。。。

こんな風に。

でもちょっと待った!!!!!!!!

 

私の場合、そう思ったから実際に27歳―28歳の1年間くらいフルタイム女装実験したんだけど、
飽きた。1か月で飽きた。
制限されてるほうが面白いよ、マジでw

これ読んで「やっぱりフルタイム女装してみたい!」と思うなら人生経験として全然OKだと思います。
でも、私が今まで10男年間女装界隈を定点観測してきて思うのは、

 

女装に制限のないフルタイム女装をして後悔してる人もかなり多い

という事実です。

実際、私も1年ほどフルタイム女装をしたあと、結局今は「男性としても生きて女性としても生きるデュアルライフ女装」
に逆戻りしてますしね。

決してフルタイム女装をすることを全否定するわけじゃないです。
でも、多くの人にとっては失敗することのほうが多いかもだから、ちゃんと知識として
覚えておいてね!ってこと。そのうえで判断してくださいね!ってこと。

フルタイム女装とは?判断基準は?

フルタイム女装は職業選択の幅を狭めるということ。

GIDさんや、GIDに近い女装子さんは 「女性として生きていきたい」それが無理なら 「ニューハーフやフルタイム女装して生きていきたい」と考える方は多くいます。 いわゆるフルタイム女装を人生の目的のひと ...

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では、私が20代最後に体験したフルタイム女装と、その経緯、
それをどう思ったかについて書いていくね!

 

B面で激務の会社で制限された女装をしてた時、制限のないフルタイム女装に憧れた。

会社員時代の私

「私のハマった女装沼シリーズ」でも書いてるけど、
私は一時期、サラリーマンを辞めてフルタイム女装をしてた時期があったの。

私の前の会社は楽〇という日本でも有数の忙しい会社で、その中でも忙しい営業部隊配属だった私は、毎日12時間以上は平気で働いてました。

朝8時45分出社~夜22時、23時くらいまで仕事
→そこから着替えて女装

みたいなカンジで、今よりもかなり「女装に使える時間に制限があった」わけ。
制限された女装の中で飲み歩き、出会い、女装コミュニティでお友達を作ったり・・・

女装が死ぬほど楽しかったのです☺

B面の激務でたまるストレス。営業職の数字の重圧との闘い。
その隙間にあった女装という制限のない楽しい時間・・・

出張や部署移動の活発な会社だったので、私は東京、名古屋、大阪と住処を転々としながら、
各地の女装コミュニティで遊んでいました。

女装して女装が終わりの時間が近づくたびに・・・

あぁ。。。もっと女装してたい。。。
でも明日会社だ。。。。そろそろ女装解除せねば。。。orz

みたいなカンジ。

あぁ~~~会社めんどくせーーーー
ずっと女装で楽しく遊んでたいー!!

 

女装イージーモード現象でみんなも優しいしさ…

女装イージーモード現象とは?

とくに私が部署移動させられてからは、仕事もうまくいかなくなってて、

女装が終わりそうになるたびに、
明日から会社か。。。マジでいやだ。。。。
ずっとこの女装の時間が続けばいいのに。。。orz

完全に「女装解除時のサザエさん症候群」を発症していましたw

サザエさん症候群とは?


スラング。
日曜日夕方に放送されているサザエさんは、
その次の月曜の朝=仕事が始まる
が近づいていることを暗に意味するので、
サザエさんを見ると憂鬱な気持ちになることを
揶揄した表現。

 

制限のない女装を楽しむフルタイム女装子さんを羨ましがった

そんなこんなで趣味女装を楽しんでいた私ですが、
女装ルームに顔を出すとスタッフさんはフルタイム女装さんだったり、
女装界隈の多くは趣味女装子さんですけど、中にはフルタイム女装子さんもいて、
そういう人と一緒に遊ぶようになったりするわけです。私もそうでした。

私はフルタイム女装子さんを見て「めっちゃうらやましい…ずっと女装できていいなぁ。。。」
と羨ましがってました。

2014年ころの話ですが、私は部署移動になり、その部署がめちゃくちゃ自由度の低い
ソルジャー部隊の部署で「不自由が大嫌い」な私は毎日不眠症になるほどストレスがたまっていました。

人は病んでしまうと、魔が差すんですよね・・・

ついにやってしまいました。

女装をするために、仮病を使って会社を休む頻度が増えた

のです。

仮病を使って会社を休み、当時は名古屋に住んでいたのですが、名古屋の自宅近くの
TOYBOXという女装ルームに入り浸るようになっていました。。。

 

あぁ、楽しい。。。もう会社に戻りたくない。。。
制限のない女装が永遠に続いてほしい。。。。

で、ついに会社をやめちゃったんですw
制限のないフルタイム女装をするために。

 

会社辞めてやってみた「フルタイム女装実験」。制限のない女装を夢見た私が見た世界とは?

私が会社を辞める決意をしたのはある朝出勤前に鏡をみたら20代なのに
白髪が生えてる自分を見て「白髪生えてまでやることってなに?辞めよう」と思ったから。(これはほんと)

会社には何度も引き止められたけど、私の決意は変わらず。。。
(今も続けてたら今の人生も女装ワールドもなかった。そこで出会う人々もいなかった。
って思うと、今はあの時辞めてよかった!って思えますが)

で、会社を辞めて、20代最後にテキトーにふらついてみよう!
と思って、「フルタイム女装を人生に一度くらいやってみたら面白いよな!」と思って、
制限のないフルタイム女装生活に突入しました。

こっちに詳しく書いてるよ💛

私がハマった女装沼(1)-沼スタート編-。ゴミを売って生活!?B面人生の転落・破たん。

会社を辞めてから・・・フルタイム女装を開始。すると・・・

・それまではウィッグ女装だったけど、髪型も女性っぽくしてもらった
・基本的にB面はない。
・ネイルケア等もやり「女性」と同じような生活
・女装コミュニティに毎日出入り
・女装で働く!を体験。ラウンジバイトに入る
・女装で某商社に入社。女装OLに!

こんなカンジのスタイルになりました。

で、フルタイム女装を始めたのです。

 

「女装に飽きる」という初めての感覚の芽生え。フルタイム女装をして楽しかったのは最初の2か月程度。徐々に制限のない女装に飽きはじめる。

フルタイム女装生活をスタートして、私は名古屋から大阪に移り住みました。

会社を辞めて初日。

いつもの癖で朝8時くらいには目が覚めますが。。。

あ、もう私会社員じゃないんだ・・・・
自由なんだ・・・
最高!!!!!!!!
いつ何時でも女装ができる!!最高だー!!!!!!!

その時のワクワク感は今でも覚えています。

サラリーマン時代には考えられなかった「平日の昼から女装する」
なんてことも、本当に楽しかった。

昼間から女装して、町をぶらつく・・・

そんな制限のない女装生活を楽しんでいました。

でも、人間って面白いのですよ。
飽きるんです、必ず。

制限のない女装生活を楽しんでいると、ふとした瞬間にこんな瞬間が訪れたのです。

女装、飽きた…
っていうか、
制限されてた時のほうがキラキラしてたやん!!!!
なんか最近、まのびしてる。。。

 

制限のある女装をしていた時には絶対に起こらなかった「女装に飽きる」という感情が私の中に芽生えたのです。

 

お金がない問題が発生

そんな生活も2か月続けてると、次の問題が発生します。

 

お金がない。。。

 

そりゃそうでしょう。働いてないんだものw

サラリーマン時代は自分で言うのも難ですけど、年間1000万円以上は稼いでたので、
貯金もそれなりにありました。(20代にしては)

 

でも、その貯金がみるみる溶けていく。。。。

 

気づいたら、貯金残高は1万円程度に。。。。

 

やばい。。。。

 

そこで私は、B面に戻るという選択肢もありましたが、なぜか私の中では
「意地でも1年はフルタイム女装生活をする」という感覚があったので、それはしませんでした。

その時2015年の冬。
そのころくらいから「女装ワールド」を制作し始めます。

当時の私は、女装ワールドが軌道になったら生きていけるだろ~~
なんて甘い考えで生きてました。(そんな甘くなかった。。。)

結局、食べていくお金が底をつきかけた私は、「女装で働く」ことを始めます。

 

制限のない女装のために、制限のある女装をやめたのに、結局「制限のある女装」に逆戻り

で、フルタイム女装をしても、何かしらお金を稼がないといけないので、
私はニューハーフラウンジでバイトをしはじめました。

ラウンジでバイトしながら空き時間にブログ更新。
そんな生活をしながら、ずーーーっと女装生活。

収入はサラリーマン時代の4分の1位程度に落ち込みました。

 

いつしか、制限のない女装が、制限のある女装に逆戻りしていることに気づきます。

https://josou-world.com/malegenderblue-breaking

女装で働いても、女装している時間の中に「義務」が発生するだけで、
「女性として社会に溶け込むことが人生の第一優先である」GIDさん以外、
とくに趣味女装子さんにとって、自由な女装が義務の女装に変わるだけ。

あれだけキラキラして、

・何をさしおいてでもやりたい!!!!!!!

とキラキラしていた女装が、

気づけば、

・なんか楽しくない…心から楽しめない…

と変わってしまっていたのです・・・・

 

趣味でサラリーマンしながら制限のある女装をしていたときのほうが、
断然女装が楽しかった。。。

 

OLとして女性採用してもらったときの記事

女装の女神K
その後、B面ときのスキルを使える某商社に 女装状態で面接してもらい、女性として採用してもらえることに! 憧れの女装OLもやりました。それから私は趣味に戻り、人生を好転させていきます。

私がハマった女装沼(6)-女性として企業に応募し合格。女装OL生活開始!

 

フルタイム女装の負のサイクル。女装はAB連動している。

結局、B面をないがしろにして、フルタイム女装になり失敗する人の問題の大半は、

お金がない

問題です。

私もさっき言ったようにそうでした。

よほどのスキルなどがない限り、平均所得は下がります。
場合によっては無収入→生活保護なんてパターンもあります。

すると、

遊ぶお金もなくなり、
女装での義務的な時間も増えるし

なにやってんだかわかんねえよwwwwww
あぁ、、、やっぱB面に戻りたい。

となる人も多いです。私もそうでした。

B面で人生が落ちる

収入が減る
A面でバイト等義務的時間が発生する

女装がキラキラしなくなる
面白くなくなる

なにやってんのかわからなくなる

B面にもどりてぇ。。。。
でも、一度キャリアを捨てた場合、
年齢の問題で戻れない場合もある。。。。

激しく後悔

これがフルタイム女装を後悔する多くの人のパターンです。
私はこれを「制限女装のパラドックス」と呼んでいます。

こうなっていただきたくはありません。

私がフルタイム女装化したときは、年齢が若かったのと、そこそこスキルもあったので、
B面に戻るのにはそこまで苦労はありませんでしたが、
私もこれが40代とかだと危なかったかもしれません…( ;∀;)

(とはいえ、年齢なんて関係ないんですけどねwでもそうやって前向きにとらえてポイティブに頑張り続けられる人は少数派です( ;∀;))

結局、多くの趣味女装子さんにとって、女装はAB連動しているのです。

女装のAB連動


多くの趣味女装子さんにとって、
AとBは連動しているということ。

Aだけがいい!Bだけがいい!
ということはあまりなくて、

Aがいい人はBもいい
Bがいい人はAもいい

多くの場合、Aが楽しすぎてBをないがしとろにすると、
Bが落ちるので、時間差でAも落ちてくる…

 

 

「義務的な時間」をどこに置くかだけ。制限があるからこそ運ばれてくる自由があった…!

私はこの体験で気づいたことがあるのです。

結局、人生の中で、義務的な時間、すなはち、

やりたくもないけど、やらなきゃいけないことをする時間

(もし明日死ぬことが確定していれば、すぐに手放すようなことは、確実に義務的なことです。
(※やりたいけど義務だと感じていることは、自分の自律的意志において
「義務感を感じたい」と思ってやっている行動なので、「義務的時間」には含まれない)

多くの人にとって、

B面での仕事

がそれにあてはまるでしょう。

生きるために、遊ぶために、お金を稼がなきゃいけないわけですよね!(*'ω'*)

私だってそうです。
今はおかげ様で、人生のどん底からなんとか這い上がって、
昔に比べて随分と義務的なことをする時間は減りましたが、「義務的な時間」というのはやはり存在します。

で、その中で「義務的時間」をどこに置くのか?
という問題なだけです。義務的時間というのは多かれ少なかれどこかに発生するわけで。

そんな義務的時間を
Aに置くのか?Bに置くのか?

というだけの話だったということに気づいたのです。

女装して働くということは、A面時に義務的な時間を発生させるということです。
多くの趣味女装子さんが行っているB面で働くというのは、B面時に義務的時間を発生させるということです。

中には、
AでもBでも義務的時間を発生させる人もいます。
B面でサラリーマンやりながら、A面でもバイトしてる人はそうですよね。

どちらに正解も不正解もありません。

ですが!!!!!!

趣味女装遊びで楽しい!を最大化したいのであれば…

なので、女装を楽しみ続けたいなら、義務的時間はB面に置いたままにしておくべきで、
やはり現状維持の制限のある時間の中で、女装の時間くらいは
自由を謳歌する!スタンス。
がいいのではないかと思います。

女装の楽しさは、義務的時間をB面時に集中させているからこそなの。
裏を返せば、B面の余った時間の中で女装をするという制限があるからこそ、
女装が自由だから楽しいってこと!

いずれにせよ、

女装は時間的に制限されてるから面白いんです。
そう、B面という時間以外の限られた時間の中で女装するから面白いの。
でもそれは、仕事などの義務的な時間をB面に置いているので、
女装してる時間が自由だからなの。

時間的制限から運ばれてくる、
そのかけがえのない自由を大切にね💛

「みんなどーしてる?」教えてください💛
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フルタイム女装アンケート

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私はエリートサラリーマンというキャリアを捨ててまでフルタイム女装をしたことに後悔はしてません。
だってそれがなかったら、たぶん今の自分はないから。
それがない世界線の自分では出会えない人もきっといるだろうから。

起こることはすべて必然。
それを未来になって、線につなげるかどうかは、
その未来を信じて今を必死に生きる以外ない。

未来はみんなきっとよくなる。

 

私は今自分の体験を通じてそう確信しています。

最後までお読みいただきありがとうございました💛






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